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現在のポルシェ車のインテリアといえば、カスタマイズされたものを別にすれば、わりと控えめな印象を受けるものが多い。基本的にシート、ドア、ダッシュボードに使われるのは落ち着いた色で、アクセントカラーが例外として部分的に使われている。機能的で整頓されたドイツ・デザインを象徴するものだが、ポルシェは時々、興味が失われないようにとユニークなパターンを導入することがあった。その中でもポルシェ自身がお気に入りのデザインを5つ選び、社内の専門家2人を交えてビデオで詳しく紹介している。

シートに施されたデザインの説明には、ハリウッドで活躍するファッション・スタイリストのイラリア・ウルビナーティ、ポルシェ社インテリア・デザイン部担当責任者のイヴォ・ヴァン・フルテン、そして同社カラー&トリムデザイナーのコーネリア・ローゼンボームの3人が登場する。

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第5位に選ばれたクルマはポルシェ「928」だ。シートバックの布地には白とダークレッドの細いストライプが走り、ヘッドレストにはフェリー・ポルシェのロゴが入る特別なコンビネーションになっている。

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第4位はツッフェンハウゼン工場で最後に製造されたGシリーズの「911カレラ 3.2クーペ」で、そのインテリアは標準のレザーとファブリックの組み合わせではなく、マルーンの背景に縦方向と水平方向の白いピンストライプを組み合わせている。

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第3位となったのは、1974年に製造された同社初のターボ・エンジンを「911カレラ」のボディに搭載したクルマで、フェルディナント・ポルシェの長女であるルイーズ・ピエヒに因み"ルイーズ"ターボと呼ばれている。ポルシェによるとルイーズは熱心な画家でもあったため、カラフルなタータン柄があしらわれたという。

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第2位として登場するクルマは、ポルシェ・ミュージアムでも最古の911となるシャシー・ナンバー57の1964年製「901」だ。思わず見とれるこの赤いボディのクルマは、実はベルリンのある納屋に放置されていたところを発見し、レストアしたものだという。ポルシェでは、その千鳥格子の布地を"ペピータ"と呼んでいる。

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そして第1位は、"パシャ"と呼ばれるインテリアを採用した「911タルガSC」。ネイビーブルーとブラックを用いて様々なサイズのチェッカー・パターンを創り出している。これはもちろん、モータースポーツで使われるチェッカーフラッグとの関係性を感じさせるために考案されたものだ。

このビデオがポルシェの各オフィスに配布され、現代のクルマにもこれらのユニークなパターンを復活させるようなインスピレーションを同社デザイナーに与えて欲しいものである。ヴィンテージは今の流行なのだから。



By TONY MARKOVICH
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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