【ビデオ】フェラーリ「250GTO」を約54億円で売却した人物が、自身とクルマの関わりについて語る
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去る8月、1962年型フェラーリ「250GTO」が米国モントレーで開催されたRMサザビーズのオークションにおいて、自動車オークションとしては史上最高額となる4,840万ドル(約54億円)で落札された。その売り上げ金を手にするまで、世界で最も自動車ファンから熱い視線が注がれるクルマを18年間も所有していた人物が、『シアトル・タイムズ』紙でコラムを持つニコール・ブローダー氏の取材に応じた。

この1962年製250GTOは、わずか36台のみが製造されたうちの3台目で、サザビーズの説明では「これまで製造されたフェラーリの中で文句なしに重要なモデルの1つ」とされているが、コラムによると、オーナーのグレッグ・ウィッテン氏は米国ワシントン州レドモンドで、昼食やちょっとした用事のため、そして自動車ショーに出かけるために、ごく普通に乗っていたという。レドモンドにはマイクロソフトの本社キャンパスがあり、毎日そこに出入りする高級車を数多く見られる土地だ。現在、ニューメリックスという金融商品を分析するソフトウェアを作っている会社の会長であるウィッテン氏は、1979年に故ポール・アレン氏によって直々に採用されたマイクロソフトのごく初期のスタッフである。

ウィッテン氏はモントレーで落札を知らせるハンマーの音が響いた瞬間、最前列に座っていた時の心境を語っている。1台のクルマに3人の入札者が百万ドル単位で競り合う様子は、大富豪の彼にとっても「理解しがたい光景だった」という。「ただ、そこは自動車コレクターが集まる所であり、フェラーリは最も収集価値のあるメーカーで、GTOはその頂点のモデルですからね」と語っている。

Meet the man who sold his Ferrari 250 GTO for a record $48 million

「少々寂しい気持ちもあります」と言うウィッテン氏だが、世の中には他にも沢山の素晴らしいクルマが溢れており、その多くが氏の車庫に収められているのだ。なにしろGTOが競り落とされた同じ夜、ウィッテン氏は200万ドル(約2億2,500万円)以上を使って別のフェラーリを1台、ビンテージのジャガーを3台購入している。これらのジャガーのうち1967年製「Eタイプ」はミッシェル夫人への誕生日プレゼントだという。

ウィッテン氏のクルマに関わる歴史が始まったのは11歳のとき、弟の新聞配達を手伝うために、両親のステーションワゴンを内緒で運転したのに始まりだったという。最初の愛車は数学の博士課程で学んでいた貧乏学生時代に初めて買った「ダッジ・ダート」。他にもこのコラムでは、同氏がマイクロソフトで高収入を得て、タイ王族の血筋を受け継ぐ女性から1935年製ERA社 1500ccグランプリレーサーを買ったこと、空港の滑走路で自身のフェラーリ「F40」が174mph(約280km/h)を出した時のことなどを語っている。

なかなか素敵な人生を歩んできたらしいウィッテン氏についてもっと知りたい方は、こちらでそのコラム(英語)をお読みいただきたい。下に掲載した2本のビデオはオークションの前に撮影されたもので、1本目はウィッテン氏が250GTOを運転し、クルマに対する愛を語っている。彼の素晴らしいコレクションの一部も目にすることができる。2本目のビデオは、その1962年製250GTO、シャシー・ナンバー3413の来歴を紹介する内容だ。





Meet the man who sold his Ferrari 250 GTO for a record $48 million
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By GREG RASA
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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