【噂】ミドシップになる次期型シボレー「コルベット」は、主要モーターショーではなく来年初夏に単独イベントでデビュー!?
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GM関連の情報サイト『GM Authority』が、C8と呼ばれる次期型シボレー「コルベット」に関する内部情報を掲載した。同サイトによれば、この米国を代表するスポーツカーの新型は、電気系統の不具合によりデビューが半年ほど遅れており、国際的なオートショーで発表されることはないという。「内部事情に詳しい筋からの情報」として同サイトが伝える所によると、「おそらく早くて5月頃の初夏」にコルベット単独のイベントを開催し、そこで新型が登場ということになるらしい。シボレーは現行型「カマロ」を発表した際にも2015年にデトロイトで単独イベントを開催しているので、この流れは納得できる。

C8について不透明なのは発表の日程だけではない。価格についても情報が入り乱れており、下は7万ドル(約778万円)から、上は17万ドル(約1,890万円)という数字が浮上している。3カ月前、ボブ・ラッツ氏は米国の自動車情報サイト『Autoline』で、C8は現在のC7よりざっと5,000ドル(約55万5,000円)ほど高くなるだろうと予想した。現行のC7は2019年モデルとして値上げされたばかりで、エントリーレベルの「コルベット スティングレイ」クーペが輸送費込みで5万6,995ドル(約633万円)からとなっている。ラッツ氏の予想によるとC8は6万2,000ドル(約690万円)前後からということになる計算だ。

ただしラッツ氏は後にこの数値を改めている。米国の自動車雑誌『Road and Track』の2018年12月/2019年1月号に掲載されているラッツ氏の「Ask Bob(ボブに聞こう)」というコラムでは、「C7に少し上乗せした価格で、同じグレードのC8を売ることが目標だと思う」と記しているのだ。ラッツ氏がこの「少し」をどう定義しているのかは不明だが、もしシボレーがC8の最低価格を7万ドル(約777万円)に設定するとしたら、C7より約25%の値上げとなるものの、これはかなり良心的な値付けと言える。しばらくはC7とC8が併売されることになるが、C7とは健全な価格差で、最高出力455hp以上の6.2リッターV8エンジンをミドシップに搭載したC8が買えることになるのだ。ちなみに性能的にライバルとなる992型のポルシェ「911」の価格は11万ドル(約1,222万円)からとなっている。

だが、C8にはさらに高価格のバージョンが追加されることも十分予想でき、ラッツ氏のコラムにも「2~3年後に10万ドル(約1,111万円)を超える高速仕様が登場する」と書かれている。この価格帯の仕様には、議論の的となったツインターボDOHCのV8や、電動化されたフロントアクスルを備える4輪駆動で1,000馬力前後を絞り出すハイブリッド・バージョンがあると噂されている。

ちなみに、去る10月2日に自動車保険会社Hagerty社のサイトに掲載された記事では、故ゾーラ・アーカス・ダントフ氏が引退した1975年までさかのぼり、過去にコルベットのチーフ・エンジニアを務めた3人にインタビューしているが、そこには、ミッドシップのコルベットができるまでこれほど長い年月がかかったのは、GMの懐疑的な態度や核となる顧客の無関心などが理由だったと語られている。他にも、「C8はまず先に設計を完成させた後で、C7のエクステリアからキーとなる要素を適用させ、デザインを変えていったことは明らかだ」とか、デュアルクラッチ式トランスミッションのみとなることで「マニュアルシフトこそ運転が楽しいと思っている伝統的な顧客は間違いなく憤慨するだろう。しかし、この機械は人間が手動で操作するよりも優れている」などの言葉が掲載されている。


By JONATHON RAMSEY
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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