【ビデオ】ブガッティ、チタン製ブレーキ・キャリパーが火花を散らすテスト映像を公開
世界中の自動車メーカーの中でも、ブレーキ・キャリパーの製造に多大な関心を抱き、研究に力を注ぐメーカーはそれほど多くない。ブガッティは間違いなくその1つだ。同社が今年1月に発表した、3Dプリンターで製作したというチタン製ブレーキ・キャリパーのことを覚えているだろうか? あれからもうすぐ1年になろうとしているが、その親会社であるフォルクスワーゲン(VW)グループは今回、新しく設計されたパーツを極限的なスピードと熱でテストするエンジニア達の映像を公開した。

ブガッティは最初にこのキャリパーを発表した時、数々のタイトルを主張した。「世界初の3Dプリンターで製作されたブレーキ・キャリパー」「自動車業界で最も大型のブレーキ・キャリパー」「3Dプリントによって作られた世界最大のチタン製機能部品」。まとめて手短に言うと、つまり大した偉業だということだ。しかし、まだ実際に製品化の準備が整ったわけではない。この映像はあくまでもテストの様子を映したものだ。

映像では、クルマに装備された状態ではなく研究所の試験台だが、ブレーキ・キャリパーが実際に機能している様子を見ることができる。VWによると、これは市販されている中で最も強力なブレーキ試験台の1つだという。ブガッティがこれまで「ヴェイロン」「シロン」「ディーヴォ」などのスーパーカーに導入してきた革新的な技術のことを考えれば信じられるというものだ。

テストはまさに我々の期待したとおりの内容だ。キャリパーをローターに載せ、そのローターを機械に接続して高速で回転させる。各センサーがテスト状況を読み取り、エンジニアに伝える。映像では回転速度が230mph(約370km/h)を超えることが何度もあり、ディスクの温度は急上昇して3回目の回転で摂氏1,027度に到達。摩擦熱でローターは真っ赤に輝き、火花が飛び散って、炎さえ上がるのが確認できる。その後、エンジニアたちはキャリパーを外すと、カメラに向かって一切問題なく無傷である状態を見せる。

ブガッティもVWグループも、このキャリパーの製品化について具体的な計画を明らかにしていないが、間もなくその段階に至るだろう。シロンかディーヴォ、もしくはその両方に採用されると思われるが、非常に高額になることは間違いない。



By TONY MARKOVICH
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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