スバル、「S209」と思われる「WRX STI」高性能モデルのティーザー映像を公開
米国スバルが『From Japan with Love(日本から愛を込めて)』というタイトルの短いティーザー映像を公開した。そこには標準モデルより少々ホットな、カモフラージュをまとった「WRX STI」がヴァージニア・インターナショナル・レースウェイを疾走する様子が映っている。一見すると、今年発売された「WRX STI Type RA」と間違いやすい。だが、そのエアロ・パッケージをよく見ると、さらに強化されていることが分かるだろう。

この動画が公開される数日前、スバルは米国特許商標庁に「S209」という名称の商標登録を申請しているため、このカモフラージュで覆われたクルマがそのS209ではないかと思われる。Type RAと見比べると、こちらにだけフロントにカナードが装着されていることに気付くだろう。Type RAにこのようなパーツは存在しない。このカナードをボディに組み込むために、前後のホイールアーチにフェンダーフレアが取り付けられたと思われる。これは他のWRX STI派生モデルとは明確に異なる特徴なので、このまま市販モデルにも採用されるのか、大いに気になるところだ。また、大型リア・ウイングの翼端板の形状もType RAとは違い、日本で昨年450台が限定販売された「S208」の「NBR CHALLENGE PACKAGE」に用意されていたカーボン・リア・ウイングと似ているように見える。カモフラージュ柄のラッピングで覆われているため、それがドライカーボン製かどうかは判別できない。

このクルマがS209だと考えるもう1つの理由は、ビデオに添えられた説明文だ。「スバルテクニカインターナショナルの特別な1台が米国に初上陸します」とある。2000年に「S201」から始まったS20(X)シリーズは、これまで米国で販売されたことがない。STIによるこのコンプリートカー・シリーズは、標準のWRX STIより高いパワー、強化されたシャシー、サスペンション、エアロダイナミクスを備えることが恒例となっている。最近のS208 には最高出力329ps、最大トルク432Nmを発揮する2.0リッター水平対向4気筒ターボ「EJ20」型エンジンが搭載されていた。しかし、米国で販売されているWRX STIは、2.5リッターの「EJ25」エンジンが今も主力だ。S209ではそのEJ25型エンジンの最高出力が(米国で販売されているWRX STIの)305hpより引き上げられる可能性もあるが、現時点ではスバルの計画は明らかにされていない。

はっきりと分かっているのは、ビデオの説明文に書かれているように、このクルマが2019年1月14日に北米国際オートショーで発表されるということ。米国におけるスバルの新たなキングとなるS209に会えるまで、あと少しの辛抱だ。



By ZAC PALMER
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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