【ビデオ】フォルクスワーゲン、公道で試験走行する新型電気自動車「I.D.」の動画と写真を公開
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フォルクスワーゲン(VW)が、公道で走行試験をする新型電気自動車(EV)「I.D.」の映像と画像を公開した。厳重にカモフラージュされているものの、IDと判別できるこのクルマは南アフリカの海岸沿いを試験走行している。

これを見れば、I.D.の全体的なスタイルやいくつかのディテールが確認できる。コンセプトカーに装着されていた大径ホイールは、現実の道路を想定して数インチ小さくなったようだが、切れ込みの入った空力を意識したデザインは保たれた。テールゲートの両側に張り出したテールライトはコンセプトカーと同様だが、形状は変更され、大型化している。また、コンセプトにも見られた大きなガラスルーフは維持されたようだが、サイドミラーやリア・ワイパーなどの実用装備品は一般的なものが取り付けられている。VWは既にI.D.の生産開始を2019年11月と発表しているので、こうしてテストできる期間はあと1年もないということになる。

VWのe-モビリティ部門を率いる取締役のトーマス・ウルブリッヒ氏によると、2020年モデルイヤーのI.D.が納車される頃には、I.D.は「ディーゼル車と同程度」の価格になるはずだという。つまり、(少なくとも欧州での販売価格は)日本円で300万円前後になるという意味だ。VWがこのEVを「ゴルフ」のように売りたいのであれば、妥当な価格だろう。VWは2020年のEV年間販売台数を15万台と設定しており、そのわずか5年後には100万台という大胆な販売目標を掲げている。

発売時には「Neo(ネオ)」と名付けられる可能性があるこのEVの量産モデルは、WLTP基準で航続距離が最大550kmと発表されている(最も大容量のバッテリーを搭載する最上級グレードの場合と思われる)。ということは、日本で499万円からという価格で販売されている「e-ゴルフ」の2倍以上の航続距離になる。e-モビリティ部門でディレクターを務めるクリスチャン・センジャー氏は、I.D.が「日常の使用に100%適した、完全に相互接続された初の電気自動車になり、数百万人もの人々がそれを手に入れることが出来るようになります」と語っている。先月には、VWのヘルベルト・ディースCEOが"5,000万台分"のバッテリーを購入する契約を締結したことを明かし、I.D.はゴルフのハッチバックと同じ位のサイズだが、EV専用のMEBプラットフォームを採用することで、室内空間は「パサート」よりも広くなるだろうと述べた。



By ANTTI KAUTONEN
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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