【噂】ゴーン会長の逮捕で公開が延期された日産「リーフ E-Plus」、来年1月のCESで発表か?
Related Gallery:2018 Nissan Leaf

我々は、航続距離が伸びた日産の電気自動車(EV)「リーフ」を、先週開催されたLAオートショーで見られると期待していた。新たに60kWhのバッテリーを採用することで、EPA(米国環境保護庁)による航続距離が約225マイル(約362km)となる「E-Plus」という名の新バージョンは今年中の発表が見込まれていたが、日産カルロス・ゴーン元会長の逮捕を巡る報道の過熱に伴い延期された。日産は延期の理由を、「この重要な製品の公開について、適切な報道がなされることを確実にするため」と説明した。そして突如巻き起こったゴーン元会長の報道が収束されつつある今、60kWhの日産リーフが来年1月にラスベガスで開催されるCES(国際家電ショー)2019で公開されるという噂が我々の耳に入ってきた。

ドイツの電気自動車系情報サイト『electrive.net』によると、これは先週初めに日産のディーラー向けに開かれたイベントを通して得られた情報だという。同サイトはまた、60kWhのバッテリーを搭載しても液体冷却は採用されないという話も伝えている。現行の40kWhのバージョンは、長時間の移動時に急速充電を繰り返し使用すると、充電速度が著しく遅くなることについて、顧客から苦情が寄せられている。充電速度が遅くなる原因は、温度管理を行うソフトウェアが熱を低く抑えてバッテリーの劣化を防ぐために、充電速度を低下させるためだという。

この悪評は、日産の顧客から"Rapidgate"と呼ばれてきた。しかし、航続距離が伸びるということは充電スポットに立ち寄る回数が少なくなることを意味するため、バッテリー容量が増えれば現実面ではそれほど問題にならなくなるだろう。『electrive.net』はリーフ E-Plusが日産の電動カーゴ・バン「e-NV200」からヒントを得て、急速充電の際に有効なバッテリーの空冷/暖機システムを採用するのではないかと述べている。空冷という考えには共感できない人もいるかもしれないが、液冷を採用しないということは、価格が高くなり過ぎるのを抑えるということでもある。

とは言っても、価格が全く上がらないと言っている訳ではない。『electrive.net』は新型モデルの価格が5,800ユーロ(約75万円)ほど高くなると予想している。米国では現在のリーフのベース価格が30,875ドル(補助金は含まず)なので、37,475ドル(約422万円)程度になるということだ。これはシボレーのEV「Bolt」のベース価格より20ドルだけ安い。価格は地域によって変動することが考えられるものの、日産は米国における追加料金の額を抑えてBoltより安く販売することも可能になる。

また『electrive.net』では、E-Plusが航続距離の他にパワーもアップグレードされる可能性があると書いている。モーターの出力が従来の110kWから149kWに向上するというのだ。もしそれが事実であれば、シボレー Boltや、起亜の「ニロ EV」「ソウル EV」、そしてヒュンダイの「コナ エレクトリック」などのライバルと同等になる。

我々は日産が60kWhのリーフと共に、日本で先日公開された「リーフ NISMO RC」もCESに出展してくれることを願っている。


By JOHN BELTZ SNYDER
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

Related Gallery:2018 Nissan Leaf


■関連記事
日産、新型「リーフ NISMO RC」公開! 出力2倍以上、鋭さ増した2代目レーシングEV

日産と三菱、カルロス・ゴーン会長を解任へ。有価証券報告書に合計50億円過少記載で逮捕

さらに新型日産「リーフ」のハイパワーモデルが2018年度に登場!! 三菱自動車へのOEM供給も!?

■関連動画