【ビデオ】2018年型ジープ「ラングラー」がユーロNCAPの安全評価で獲得した星は1つだけ
2018年モデルでフルモデルチェンジしたジープ「ラングラー」がユーロNCAPの衝突試験を受け、その結果が公開された。これは我々の知る限り、同車の独立機関による初めての安全性試験だ。

これまでラングラーは、衝突試験で良い結果を出したことがない。米国の道路交通安全局(NHTSA)が、前世代モデルに3つ星を与えたことがある。しかし、ユーロNCAP試験は、NHTSAよりも運転支援システムにさらに重点を置いており、この分野は新型ラングラーに欠けている面だ。ラングラーは自動緊急ブレーキやレーンキープアシストといった運転支援システムを搭載していないため、安全評価において多くのポイントを失った。欧州仕様のラングラーには、そのどちらの機能もオプションですら提供されていないのだ。しかし、米国市場で既に販売が始まっている2019年モデルのラングラーは、795ドル(約9万円)のパッケージ・オプションで、衝突の恐れが検知されたら自動でブレーキが作動し、車両を完全に停止させるアクティブ・ブレーキ・システムを装備することが可能になった(ただしオートマチック・トランスミッション車のみ)。このパッケージには、アダプティブ・クルーズ・コントロールも含まれているが、レーン・キープ・アシストは用意されていない。

ドライバーの安全をアクティブに支援するシステムが装備されていないことに加え、NCAPの衝突試験の結果もあまり満足できるものではなかった。我々は足を引っ張った運転支援システムを除外し、衝突試験の結果のみを計算してみた。すると、大人の乗員安全性は56.7%、子供の乗員安全性は、それより少し高い69%となった。それでも、この数字は決して優れているとは言えず、運転支援システムの不備だけがラングレーの評価を下げた原因でないことは明らかだ。我々は特に驚きはしなかったが、購入を考えているならこの結果を知っておいた方がよいだろう。さらに詳しく知りたい人は、ユーロNCAPの詳細な試験結果をこちらで確認していただきたい。

実際にラングラーの衝突試験映像を見ると、星が1つも獲得できなかったフィアット「パンダ」に比べれば、一見それほど酷いとは思えない。今後はNHTSAと米国道路安全保険協会(IIHS)による2018年型ラングラーの衝突試験の評価も発表されるはずなので、そちらも待つことにしよう。もしかしたらNCAPとは異なる結果が出るかもしれない。



By ZAC PALMER
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

■関連記事
【試乗記】ジープの象徴的モデル「ラングラー」が11年ぶりにモデルチェンジ! 乗りやすさが劇的に向上しながら悪路走破性も妥協なし

【LAオートショー2017】新型ジープ「ラングラー」について知っておきたい10項目

Autoblog編集者たちが、新型ジープ「ラングラー」をコンフィギュレーターで自分好みにカスタマイズ!