alonso
2度の世界チャンピオンを獲得したF1に一区切りをつけたフェルナンド・アロンソ選手が、2019年の参戦を表明済みのインディアナポリス500マイルレースで、シボレー・エンジンを使用することを発表しました。シボレー・エンジンは2018年のインディ500優勝マシンが搭載していたエンジンです。

アロンソ選手が2017年にインディ500に参戦したときは、F1マクラーレンホンダがタッグを組んでいたこともあり、ホンダ・エンジンを使用するトップチーム、アンドレッティ・オートスポーツとのコラボレーションという形態でした。しかしこのときは優勝争いに絡みつつもエンジンブローによるリタイアに終わっています。

アロンソ選手は2018年にトヨタ・チームからWECに参戦し、見事ル・マン24時間レースでの優勝を獲得しました。F1モナコGPは2006年にルノーで、2007年にはマクラーレンで優勝しており、"トリプルクラウン" 獲得までは残すところインディ500のみとなっています。

2019年のインディ500参戦体制は2017年のときとはガラリと変わり、マクラーレンがインディ500専用の独自チームを編成して臨むことになります。さらに11月15日には、このインディ・チームの指揮官に元フォース・インディアF1チームのボブ・ファーンリーが就任することを明らかにしています。ファーンリーは1980年代にはF1からインディカーに戦いの場を移したエンサイン・チームに加わっていた経験があります。

マクラーレンも、1960年代には北米Can-Amシリーズでシボレーと組んで勝ちまくった経験があります。マクラーレン・チームCEOのザック・ブラウンは「マクラーレンとシボレーは北米のモータースポーツで共通の血すじを持ち合わせています。この特別なレースに向けて2つのブランドが再会を果たすというチャンスを逃す事はありえません」とコメントを述べました。

ただ過去の栄光というものは、そうそう簡単に再現できるものではありません。それは当のマクラーレンとアロンソが一番よくわかっているはず。アロンソ選手のトリプルクラウン挑戦は応援したいところですが、そのためにはいまのインディカーを良く知るスタッフ、エンジニア、ストラテジストらを集め、2017年に匹敵するレベルのチームを構築することが重要です。