Why the 2020 Jeep Gladiator isn't called a Scrambler
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何年も前から開発が続けられていたことや、その間にスパイ・フォトグラファーや掲示板サイトのユーザー達が絶え間なく探ってきたお陰で、新型ジープ「グラディエーター」が公開された際に大きな驚きはなかった。だが、少々予想外だったのはその名前だ。それまで一度も公式に発表されたわけではないのに、このジープのピックアップ・トラックの車名は「スクランブラー」になると見做されており、公開直前までそう呼ばれていたのだ。しかし、スクランブラーではなくグラディエーターになった理由はいくつかある。

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その理由の1つとしてジープの担当者は、2005年に発表されたジープ「グラディエーター ピックアップ・コンセプト」(上の写真)があると説明する。同コンセプトはラングラー系ピックアップ・トラックに関する沢山の噂を生み出した。また、実際に市販化されたグラディエーターのデザインにも、その影響がいくつか見て取れるだろう。もちろん、当時のコンセプトは2ドアのエクステンディッド・キャブ型ピックアップ・トラックだったが。また、このグラディエーターという名称は、1960年代から長きにわたって製造されていたJシリーズのピックアップ・トラックのライン(下の写真)でも使われていた。

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さらにジープの担当者は、スクランブラーという名前は避けたかったと言及している。ジープは1980年代に販売されていた同名のモデルが、純粋なピックアップ・トラックとしては不十分であると感じていた。それに対し、新型グラディエーターはトラックとして設計された真のトラックであると強調したかったのだという。かつての「CJ-8」と呼ばれたスクランブラー(下の写真)は事実上、当時の「CJ-7」型ジープの車体を引き伸ばし、後部に荷台を備えたものに過ぎなかった。その後、すぐに荷台もルーフで覆われたバンが発売された。このスクランブラーは、2ドアの「ラングラー」を引き伸ばした初期の「ラングラー・アンリミテッド」に近いクルマで、独自のフレームとリア・サスペンションを持ち、荷台とキャビンが完全に分かれたグラディエーターとは違う。

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正直なところ、我々はスクランブラーという名前に問題があるとは思っていなかった。ジープ・ファンがこの名前を非常に好んでいることは明らかだったし、ラングラー・ベースのトラックという概念にも合うものだ。だが、グラディエーターという名前でも全く問題ない。こちらも同じくらい歴史があり、そうでなくても名前の響きが良く、頑強さと能力の高さを感じさせる。もし、この新型車がスクランブラーと呼ばれなかったことで不満に思う人が実際に多いようであれば、ジープは過去のスクランブラーを思わせるグラフィック・パッケージを用意することだってできるだろう。


By JOEL STOCKSDALE
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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