【LAオートショー2018】フォルクスワーゲン、モータースポーツ仕様の電動バン「I.D. Buzz カーゴ」と電動アシスト3輪車を公開
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フォルクスワーゲン(VW)は、先日のドイツで開催された国際商用車ショー(IAA)に続き、LAオートショーにも電動商用バン「I.D. Buzz カーゴ」を出展した。だが、今回は電動レースカー「I.D. R パイクスピーク」のサポート車両という仕様で、ボディにはクールなグラフィックとレース・ナンバー、そしてパイクスピークのコースマップが描かれている。これはクラシックなレースカーとお揃いのカラーリングをまとったバンを思い起こさせる。特にポルシェのロスマンズやマルティーニ・カラーで塗られたバンはカッコ良かった。

Volkswagen I.D. Buzz Cargo Motorsports concept
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カラーリングだけでなく、カーゴ部分には実用的なサポート・バンの装備が用意されている。数多くの棚に収納された部品や工具は、I.D. Buzz カーゴに装備されているセンサーとソフトウェアを使って、荷室に入らなくてもどこに何があるかを確認することが可能だ。観音開きのドアを開けると格納式の作業台を引き出すことができ、230Vのコンセントはあらゆる種類の電動工具に利用できる。

その他の部分は、数ヶ月前に発表されたブルーとホワイトの標準タイプと同じだ。バッテリーはWLTP基準で約500kmの航続距離を走行できる111kWhと、それよりだいぶ小さな48kWhの2種類が用意される。前者は150kWのDC急速充電を利用して30分ほどで80%まで充電できる。一方、後者はわずか15分で80%まで充電できるので、都市部での配達に適している。最高出力204psを発生する電気モーターはリアアクスルのみに搭載されており、これによってフロント部分の荷室をより広くすることができた。VWによれば、通常モデルのI.D. Buzzに搭載されているようなデュアル・モーターも提供することが可能だという。

乗用モデルのI.D. Buzzと比べると、商用バン仕様のI.D. Buzz カーゴは荷室を拡大するために全長が10cmほど長く、シート・アレンジも変更されている。I.D. Buzzの独立した2脚のフロント・シートに替わり、1席の独立した運転席と、並んで2人が座れるベンチシートが助手席側に装備されているのだ。I.D. Buzzと同じくレベル4の自動運転機能を備え、フロントガラスに様々な情報が表示される。VWによれば、このI.D. Buzz カーゴは2022年までに欧州で販売開始する計画だという。

VW I.D. Buzz Cargo puts on racing suit for L.A.; Cargo e-Bike coming
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VWが出展している電動商用車は、I.D. Buzz カーゴだけではない。「カーゴ eバイク(Cargo e-Bike)」と名付けられた電動アシストの3輪自転車も発表された。2本の前輪の間に250Wを発生する電気モーターが搭載されており、容量500リットルのカーゴ・ボックスに様々な物を入れて運ぶことができる。最大積載重量は210kg。「革命的な傾き補正技術」によって、コーナリング中も荷物は水平を保たれるという。VWはこれを2019年に発売する予定だ。


By JOEL STOCKSDALE
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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