【LAオートショー2018】アウディがテスラに直接競合する電気自動車「e-tron GT コンセプト」を発表! 2021年に市販モデルを発売
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アウディは18日、LAオートショーで4ドア・クーペの電気自動車「e-tron GT コンセプト」を公開した。これをベースにした市販モデルが、アウディの「e-tron」ファミリー第3弾として、約2年後に登場するという。つまり、アウディがテスラの「モデルS」に直接競合するクルマを発売すると宣言したわけである。

スタイリングは魅力的と言って差し支えないだろう。新型「A7」に非常によく似ているが、僅かながら、e-tron GTの方が全長、全高ともに少し小さい。後部が短く切り詰められ、低く構えたスポーティなルックスは、戦略としても賢明だ。アウディ初の実用的な電気自動車として今年9月に発表されたe-tronの第1弾モデルはごく普通のクロスオーバー型だからだ。ちなみに、e-tron GTより前の2019年に投入される第2弾は、クーペ風クロスオーバーの「e-tron スポーツバック」になる予定だ。

Audi e-tron GT
アウディによれば、このe-tron GTはポルシェとの密接な協力によって開発されたという。つまり「タイカン」とプラットフォームを共有するものと思われる。容量90kWh以上というリチウムイオン・バッテリーから電力を供給される2基のモーターが、前後だけでなく左右の駆動力も調整する。最高出力はポルシェの「600馬力以上」よりやや控えめな590ps。0-100km/hを約3.5秒で加速し、200km/hまで12秒で到達、航続距離はWLTPモードで400kmとされている。最高速度は240km/hに制限される。ポルシェと同様に800ボルトの急速充電システムに対応するため、バッテリーの80%まで20分で充電でき、その電力で320km以上の距離を走れるという。自宅ガレージでは充電パッドによる非接触充電も可能だ。

Audi e-tron GT concept
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レーザーハイビームを備えた未来的なマトリクスLEDヘッドライトには、水平方向に広がる波をイメージしたという短いシーケンスのアニメーション機能が組み込まれており、これは市販モデルにも受け継がれる予定だという。いかにもコンセプトカー的な22インチの大径ホイールと285/30サイズのタイヤは、市販モデルではどうなるか分からない。

Audi e-tron GT
独立した4つのシートには動物由来の素材は一切使用せず、インテリア・トリムも含め全て合成皮革が張られている。シートクッション、アームレスト、センターコンソールにはリサイクル繊維で作られたファブリックを用い、ディープパイル起毛のカーペットにも「ECONYL」と呼ばれる使用済みの漁網で作られた再生ナイロンが使用されているという。大型のテールゲートを備えた荷室の容量は450リッター。さらにエンジンを持たないため、フロントにも100リッターの荷室が用意されている。

e-tron GTの量産化は、アウディのパフォーマンス・モデルを開発している子会社、アウディ・スポーツ GmbHが担当するという。市販モデルは2020年末までに発表され、2021年には発売される予定だ。

By Zac Palmer, Autoblog Japan Staff

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