【LAオートショー2018】ホンダ、米国で開発・生産される新型SUV「パスポート」を発表!
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太陽が燦々と降り注ぐロサンゼルスで、ホンダが新型SUV「パスポート」を発表した。この名前には聞き覚えがあると思うかもしれない...が、しかし新しいパスポートは皆さんが思い浮かべたようないすゞのOEM車ではない

ホンダによれば、米国の研究開発拠点Honda R&D Americas, Inc.で開発された新型パスポートは、アラバマ州の工場で生産され、北米における同社のラインアップで「CR-V」と「パイロット」の間に位置付けられるという。「パイロット」と同様にパスポートもユニボディ構造(ホンダによるとパスポートとパイロットは内部において多くを共有するという)で、最高出力280hpと最大トルク262lbf⋅ft(約355Nm)を発生する3.5リッター直噴V型6気筒i-VTECエンジンを搭載。これに9速オートマチック・トランスミッションが組み合わされる。標準は前輪駆動だが、全てのトリムで「i-VTM4」電子制御4輪駆動システムを選択することもできる。これはパイロットと「リッジライン」にも採用されているシステムだ。ホンダによると、この4輪駆動システムによってパスポートは高いオフロード走破性能を発揮し、オフロード走行を重視したボディ・オン・フレーム構造のSUVにも匹敵するという(そのあたりは、今後じっくり見せてもらうことにしよう)。より大型のトラックとベースを共有する点が多いこともあり、パスポートの牽引能力はかなりのもので、4輪駆動モデルを選べば最高で5,000ポンド(約2,268kg)にもなる。また、パスポートはパイロットよりも車高が1インチ(2.54cm)ほど高く、その点からもこのクルマの実用性の高さが窺える。

パスポートの外観は、パイロットをさらにずんぐりと、シャープにしたようだ。この2つのモデルが同じデザイン言語を共有していることは間違いないが、パスポートの方がよりオフロード指向に見える。フローティングルーフ、スポイラー、そしてテールゲートに沿った黒いラインは、ホンダの最新SUVであることを示す特徴的なデザインだ。マット・ブラックのグリル、20インチのホイールは、パスポート全モデルに共通する。これらを総合すると、スタイリングではあまり冒険をしない、ごく普通のSUVに見えるということになる。

ホンダによれば、パスポートはクラストップの広い居住空間を誇り、床下にも大きな収納スペースを確保しているという。テクノロジーの進化に合わせてインテリアも高機能化している。センター・スタックは、ほんの少しの違いを除いてリッジラインからそっくりそのまま移植したようなデザインだ。「EX-L」以上のグレードには、Apple CarPlayとAndroid Autoに対応した8インチ・タッチスクリーンが標準装備となる。「ツーリング」と「エリート」の両モデルは、10基のスピーカーを搭載する出力590Wのオーディオ・システムも装備する。音量調節ノブの有無が気になる方は、どうか安心してほしい。ホンダは、ダッシュボードにちゃんと残してくれた。また、新型「アコード」と同様に、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」は全機能がフル装備。パスポートに乗ってアドベンチャーを楽しんでほしいという思いから、トレーラーの連結作業に便利なオーバーヘッド・カメラも標準装備となっている。

パスポートの発売に合わせて、ルーフ・ボックス、ルーフ・ラック、グラフィック・パッケージ、路面を照らすウェルカム・ランプなど多数のアクセサリーも用意される予定だ。ホンダはパスポートの使用目的に応じて、「アドベンチャー」と「アーバン」という2種類のパッケージを設定した。アドベンチャーはランニング・ボードとトレーラー・ヒッチ、アーバンはフロントとリアのアンダーボディ・スポイラー、20インチの専用ホイール、そしてホンダが「都会的で洗練された」と表現するルーフ・レールが含まれる。

パスポートは4つのグレードで展開され、最上級のエリートにはベンチレーション内蔵フロント・シート、スマートフォンのワイヤレス充電機能、ブラックを基調としたアピアランス・パッケージなど、高級車並みの装備が付く。価格は未発表だが、パイロットより低く設定される可能性が高い。ただし、大幅に安くなることはないだろう。米国では2019年初頭に発売予定だ。


By ZAC PALMER
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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