アウディ「R8」開発主査が、V6ツインターボ搭載の噂を完全否定「我々はV10に拘るつもり」
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アウディは先月、スーパースポーツ「R8」のマイナーチェンジを発表した。エアロダイナミクスが改善されたエクステリアは、特にフロント・フェイスがアグレッシブさを増したほか、ボディ・カラーの新色が用意され、ドライブ・モードには新たに「ドライ」「ウェット」「スノー」というモードが加わった。サスペンションやパワー・ステアリングなどの設定も見直されるなど、内外に数々の改良が施されている。だが、ミドシップに搭載されるエンジンは、最高出力が引き上げられたものの、自然吸気5.2リッターV型10気筒のみであり、噂されていたようなV型6気筒ツインターボは採用されなかった。これについて自動車メディア『Car Throttle』は、新型R8発表会でプロジェクト・マネージャーのビョルン・フリードリヒ氏に質問。そこで得られた答えは、根強い噂に遂に終止符を打つことになった。

フリードリヒ氏は、少なくとも現行世代のR8にはV10以外のエンジンを搭載する計画はないと断言し、「なぜなら、それがこのクルマにとってベストなエンジンだからです。我々はV10に拘るつもりです」と語っている。

以前からR8について囁かれていた噂は、アウディの「RS4 アバント」や「RS5」、ポルシェ「パナメーラ」と同じ2.9リッターV型6気筒ツインターボ・エンジンを流用するというものだった。これが否定された今、アウディはR8に次世代型の計画はないことも示唆している。つまり、R8というスーパーカーは世界的に見ても稀少な自然吸気V10エンジンと共に、今後は消えゆく運命にあるようだ。

だが、心配は要らない。今年8月にペブルビーチで披露された「PB18 e-tron」コンセプトが暗示しているように、アウディは2022年頃の発表を目指して、最高出力1,000馬力、0-100km/hまで2秒で加速する完全電気駆動の次世代型スーパーカーを開発しているらしいのだ。これが実質的にR8の後継として、新世代のアウディのイメージを牽引するフラッグシップの座に着くだろう。

なお、先ごろマイナーチェンジを受けた現行モデルの最高性能バージョンは「R8 V10パフォーマンス」と名付けられ、最高出力620psを発生する見込み(現時点で詳しいスペックは未発表)。欧州では2019年の第一四半期に発売される予定だ。


By SVEN GUSTAFSON
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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