【ビデオ】ボディにカーボンファイバーを多用した「ポールスター1」の衝突試験映像が公開!
ボルボといえば安全性の高いクルマを作るメーカーであると我々は考えている。だからこそ、「ポールスター1」で初めて行われた衝突試験は注目に値する。ボルボ・カー・グループは電動パフォーマンスカー・ブランドとして独立したポールスターの市販モデル第一弾となるポールスター1において、これまでのボルボ車とは全く異なるタイプのボディを試みているからだ。内部のシャシーはボルボの60シリーズ等と同じスチール製をベースにしているが、外側のボンネット、トランク、サイドパネル、ドア、ルーフにはカーボンファイバーが多用されている。未知の領域に踏み込んだボルボとポールスターは、最初の衝突試験に伴いこれをドラマティックな映像にしようと決めた。

今回の衝突試験は、このクルマに使われた素材がボルボの厳しい基準を十分クリアしていることを示すための重要な一歩であると、ポールスターは認識していた。その準備のために丸一週間を費やしたという。カーボンファイバーは衝突を受けた際にスチールとは全く異なる反応を示す。スチール製ボディは衝撃吸収部分が曲がるのに対し、カーボンファイバー製の車体は粉々に砕けることで衝撃エネルギーが分散される。F1のクラッシュ映像を見ればそれが分かるだろう。衝突時には微細なカーボンファイバーの破片が四方八方に飛び散るが、車体は信じられないほど安全性が高い。

今回の前方衝突試験では、固定された障壁に向かって35mph(約56km/h)で行われた。ほとんどの衝突エネルギーは車体のクラッシャブル構造に吸収され、残りのエネルギーはボディの構造体に伝わる前にカーボンファイバー製ボディ・パネルによって和らげられたとポールスターは述べている。ボディの骨格自体は衝突の後も堅固なまま崩れることなく、曲がったりずれたりした形跡も見当たらなかったという。

ボルボの結論としては、カーボンファイバー製ボディは申し分ない、ということになるのだろう。スチールやアルミとは異なる別の素材を使っても、ポールスターはクルマの安全性を確保している。さらにこのクルマが素晴らしいのは、フロントに搭載された直列4気筒ガソリン・エンジンと、後輪を駆動する2基の電気モーターが、合計で最高出力600phと最大トルク1,000Nmを発揮するということだ。ポールスターのクルマは、エンスージアスト達にも歓迎されることだろう。



By ZAC PALMER
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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