Marilyn Monroe's 1956 Ford Thunderbird
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銀幕のスター、マリリン・モンローと劇作家アーサー・ミラーが結婚式に向かう際に乗ったとされるクルマが貴方のものになるかもしれない。そのクルマとは、1955年から1962年までモンローが所有したレイブン・ブラックの1956年型フォード「サンダーバード」。11月17日にロサンゼルスで開催されるジュリアンズ・オークションに出品される。

キャンバス製ソフトトップと丸窓が開いた取り外し可能なハードトップを備え、ブラックとホワイトのインテリアを持つこの2シーター・コンバーチブルが、オークションに出品されるのは今回が初めてとのこと。予想落札価格は30万ドル(約3,400万円)から50万ドル(約5,670万円)とされている。

1953年に登場したシボレー「コルベット」に対抗する形で開発されたサンダーバードは、1955年モデルとして1954年後半にデビュー。人々に"パーソナル・ラグジュアリーカー"という強い印象を与え、瞬く間にフォードの期待を上回る顧客から需要を集めた。この個体は、1956年に追加されたオプションの312キュービック・インチ(約5.2L)V型8気筒エンジンを搭載する。Holley製の4バレル・キャブレター付きで最高出力225hpを発揮し、このパワーは3速「フォード・オー・マチック」オートマチック・トランスミッションに伝えられる。パワー・ステアリング、パワー・ブレーキ、パワー・ウィンドウ、パワー・シートを備え、リア・バンパーに取り付けられたスペアタイヤが特徴的な「コンチネンタル・キット」も装備。エンジンはリビルド済みで、走行距離計は3万399マイル(約4万9,000km)を示している。

モンローは問題を抱えた私生活を送っていたことで知られていたが、愛車のサンダーバードを運転するのは大好きだった。彼女は1955年12月20日にコネチカット州ウェストポートにあるウェストポート・モーターズから、彼女のプロダクションである「マリリン・モンロー・プロダクション」名義でこのクルマを購入した。これは彼女のビジネス・パートナーであり写真家であるミルトン・グリーンからのクリスマス・プレゼントだったのではないかと言われている。モンローとミラーは1956年6月28日に行われた役所結婚と、その2日後に挙げたプライベートの結婚式に向かう際にこのクルマに乗ったとされている。

モンローは1962年までこのクルマを所有していたが、彼女の演技指導を務めていたリー・ストラスバーグ氏と彼の妻ポーラの息子に18歳の誕生日プレゼントとしてこのクルマを贈った。所有権の譲渡は1962年8月5日、モンローが亡くなるわずか数カ月前に完了したと伝えられている。

現在のオーナーは、このクルマの来歴を証明する複数の書類を所有しており、ストラスバーグ氏の遺産から譲り受けたというそれらの書類には、コネチカット州が発行した所有者登録証や、保険会社からモンローへ送られた書類が含まれる。オーナーによれば、このクルマはカリフォルニア州サンタフェ・スプリングスにあるプレステージ・サンダーバード社によって、オリジナルの外観に忠実にフレーム・オフ・レストアが施されたという。「このクルマの重要な来歴を尊重し、オリジナルのパーツを維持することに特別な注意が払われています。特に運転席と助手席の表皮は当時のまま、一度も張り替えられていません」と、匿名のオーナーは語っている。


By SVEN GUSTAFSON
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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