修理途中のまま30年間も放置されてきた1966年型フォード「マスタング シェルビー GT350H」を発見!
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これまで我々は、納屋(Barn)やガレージなどに長年仕舞われたままになっていた名車、いわゆる"バーン・ファインド(Barn Find)"を数多く目にしてきたが、今回ご紹介する個体には特に目を奪われた。1966年型フォード「マスタング シェルビー GT350H」が、納屋で眠る希少な中古車を紹介するサイト『Barnfinds』の読者によって発見されたのだ。

GT350Hは、シェルビーとレンタカー会社ハーツによる高性能車を貸し出すレンタカー・プログラム「レンタレーサー(Rent-A-Racer)」のために製造されたモデル。つまり、モータースポーツでも活躍した「シェルビー GT350」のレンタカー仕様だ。1966年に999台がハーツのために造られたが、そのうち何台が現存しているかは誰も知らない。フォードは近年、過去の名車にちなんだ特別仕様車を数多く発売しているが、オリジナルのGT350Hは誰もが憧れを抱くクルマだ。シェルビー製289キュービック・インチ(4.7リッター)V8エンジンは、最高出力306hpと最大トルク45.5kgmを発揮した。これは1966年当時において素晴らしい数字だった。

ある老婦人のガレージに30年間も置かれたままになっているというこの個体は、一部のパーツが欠損、破損、もしくは明らかに相応しくない物となっているため、明らかに手直しが必要だ。どうやらオーナーは昔、事故にあったようで、途中まで修理が行われていたらしい。現状は少々荒れているが、ビンテージカー専門の保険会社ハガティによると、良い状態に仕上げればシェルビー GT350Hは14万3,000ドル(約1,630万円)ほどの価値があるという。もし、現在のオーナーに売却する気があるなら、喜んで修理の続きをしたい人、歴史の一端を堪能したい人、あるいはちょっとした利益を得るために転売しようと考える人が、間違いなくいるだろうと思われる。このブラックとゴールドのカラースキームには惹かれずにいられない。フォードは最近、これに似たカラーリングと名前の最新モデルを発表している。通常の「マスタング GT」より20hp増しの最高出力480hpを誇る2019年型「シェルビー GT-H」はレンタカーではないが、シェルビー GT350Hと同じブラックのボディにゴールドのストライプを入れたカラーリングが用意されており、6万6,345ドル(約755万円)からという価格で入手可能だ。


By ZAC PALMER
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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