キャデラック、「ATS-V」と「CTS-V」にちょっと変わったカラーと名前の特別仕様車を設定
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特別仕様車の多くは、実はそれほど特別ではない。特別なカラーリングの組み合わせや、オプションが標準で装備されているといった程度だ。今回発表されたキャデラック「ATS-V」と「CTS-V」の「ペディスタル・エディション」もその例外ではない。少しばかりの追加装備、粋なカラー、稀少な販売台数、そして奇妙な名前が付けられている。キャデラックは、ATS-VCTS-Vの生産を終了する前に、記念に特別仕様車を製作しようと考えたようだ。

まずはカラーから見ていこう。「ブロンズ・サンド・メタリック」と呼ばれるボディ・カラーは、土色のようなダーク・ブラウンにイエロー・グリーンの色合いが混ざっている。太陽光の下で見るとさらに映えるだろう。これまで見たブラウンとは異なる色味をしており、ブラックやシルバー、ホワイトのラグジュアリーカーが並ぶ駐車場で、目を引くことは確実だ。クリル周りをはじめとするトリムは、ブラック・クローム仕上げとなっている。さらにカーボンファイバー・パッケージと赤いブレンボ製ブレーキ・キャリパーが標準装備される。

インテリアにはジェット・ブラックのセミアニリン・レザーが張られたレカロ製シートを装備し、そのインサートにサイド・カラーのウルトラスエードを採用。外観とマッチし、高級に見える。さらにCTS-Vにはパフォーマンス・データ・レコーダーと、快適装備が充実した「ラグジュアリー・パッケージ」が追加される。

2019 Cadillac Pedestal Edition
それにしても奇妙な名前だ。キャデラックによれば、「この特別仕様車はキャデラック Vシリーズがラグジュアリーでハイパフォーマンスなクルマの頂点に君臨し続けていることにちなみ名付けられました」とのこと。ペディスタルというのは、銅像などの台座のことである。他の高性能な高級車の中で図抜けた存在ということを表したかったのかもしれない。だが、キャデラックのこのコメントの中には、卓越さをより的確に、より分かりやすく表した言葉がある。それは"頂点"だ。他にもパフォーマンスとラグジュアリーの頂点を表す言葉なら、"クライマックス"や"エイペックス"なとの言葉が思い浮かぶ。しかし、おそらく他の言葉ではキャデラックにとって相応しいと思えなかったのだろう。

そしてこの特別仕様車の魅力の1つが希少性だ。ATS-V クーペとCTS-V セダンの両車を合わせて僅か300台の限定生産となる。各モデルの最終的な生産台数は、受注数によって決定されるという。11月が予約を受け付け、生産は11月末に開始される予定だが、販売される地域は米国、カナダ中東に限られる。価格はATS-V クーペが7万7,090ドル(約863万円)から。CTS-Vセダンは10万2,590ドル(約1,150万円)から。ベース・モデルからATS-Vは1万ドル(約112万円)以上、CTS-Vは1万2,000ドル(約134万円)以上、上乗せされることになる。


By JOEL STOCKSDALE
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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