アウディの「R8 クーペ」と「R8 スパイダー」がマイナーチェンジ!
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アウディは、次なる進化を遂げた改良型の「R8 クーペ」と「R8 スパイダー」を発表した。これらのロードカーには、パリ・モーターショーで発表されたばかりのレースカー「R8 LMS GT3」と「R8 LMS GT4」から数多くのパーツや技術が取り入れられている。アウディによると、GT3マシンとはパーツの50%、GT4とは60%を共有しているという。その顕著な結果として、より磨き上げられたエアロダイナミクスとレスポンス、拡大したドライビング・ダイナミクス、短くなった制動距離などが挙げられる。

外観では、シャープなエッジの支柱がサイド・インテークを仕切り、スプリッタが張り出したフロント・フェイスはこれまで以上にアグレッシブに、派手になった。ワイドに拡がったグリルの上に開けられた3つのスリットは、1980年代の「スポーツ・クワトロ」を思わせる。リアはオーバル形状のエキゾースト・テールパイプ、深くなったディフューザー、そして全面に拡がったメッシュのグリルが特徴的だ。

ボディ・カラーには「アスカリブルー」と「ケモラグレー」という2つの新色が追加された。ボディワークの細部に異なる特徴を与える3つの新しいエクステリア・パッケージも用意される。ホイールは19インチが標準だが、新しいミシュランのスポーツ・タイヤを装着した20インチの超軽量ミルド・ホイールもオプションで選択できる。

Audi R8
ミドシップに搭載される自然吸気5.2リッターV10エンジンはこれまで通り、2種類のスペックが用意される。その最高出力についてアウディは現在のところ正確な数値を明らかにしていないが、英国の自動車メディア『Autocar』によると、標準モデルの「R8 V10」は従来の540psから570psに、そして高性能版は「 R8 V10 Plus」から「R8 V10 Performance」に名称が変わり、最高出力は610psから620psに向上すると報じられている。これはECUの書き換えと新開発のチタン製バルブトレインの採用によるものだという。

アウディによれば、エンジンによっては「ドライブ・セレクト」にドライ、ウェット、スノーというモードが追加されるとのこと。さらにESC(電子制御安定化装置)の改良により、100km/hから停止までの制動距離は最大で1.5m、200km/hからでは最大5m、短縮されたという。サスペンションは改良を受けて安定性と正確性が高められ、電動機械式パワーステアリングとオプションのダイナミック・ステアリング(可変ギア比)はどちらもチューニングが見直されたことで、路面からのフィードバックとレスポンスが改善された。オプションで装着可能なカーボンファイバー強化ポリマーとアルミニウム製のスタビライザーを選べば2kg軽量化できる。

以上のように、ルックスからダイナミクスまで全てにおいてシャープさが増したアウディ R8は、ドイツをはじめとする欧州では2019年前半に発売が予定されている。実車はもしかしたら、11月末に開幕するLAオートショーで公開になるかもしれない。


By JONATHON RAMSEY
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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