ロンドンの美術大学生が「2050年における英国のラグジュアリー」をテーマに未来のベントレー車をデザイン!
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想像力は優れたデザインの源だ。いくつもの形や、曲線、角がアーティストの頭の中で体系化され、それがスケッチブック上にこぼれ出て自動車として具体化される。ロンドンの美術大学、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)は、モビリティ・デザイン専攻の学生にこうしたプロセスを習得させることを目指している。最近のプロジェクトでは、MA インテリジェント・モビリティ・プログラムで自動車デザインを学ぶ学生たちが、未来のベントレー・モーターズは、どのように物理的な形で現れるかをブレインストーミングした。この課題で問われるのは"2050年における英国のラグジュアリーとは?"だ。

全員で24人のデザイナーを目指す有望な学生たちが、RCAの教員とベントレーのデザイン・チームのメンバーで構成された審査員団にそれぞれのデザインを提出した。また、これらの教員はプロセス全体にわたって学生をサポートした。そしてこの度、24点のデザインの中から、わずか4点のデザインが選出され、コンセプトスケッチとして公開された。

高級ヨットとグランドピアノを融合させたようなデザインを考案したEunji Choiの「Elegant Autonomy」(トップの画像)はドライバーレス・カーの未来像をハイクラスなアプローチで表現した。脚の付いたティアドロップ形のポッドをデザインしたJack Watsonの「Stratospheric(成層圏) Grand Touring」は、国際ビジネスにおける移動の苦労を心配することなく、文字通りどこでも家になり得るクルマとして設計されている。コックピットの頭上から捉えられたIrene Chiu の「Luxury Soundscapes」は平穏で安全な場所としてクルマのキャビンを再考したものだ。

THE FUTURE OF BRITISH LUXURY: A BENTLEY AND ROYAL COLLEGE OF ART COLLABORATION
Kate NamGoongの「Material Humanity」(上の画像)は、現代のクルマに最も似ているが、歴史的なベントレー・デザインを彷彿とさせ、未来においては時々"古き時代"のように内燃機関のエンジンで走ることが特別な体験になるという考えを示している。こうした希少なエンジンには、ちょうど高級時計がそうであるように、エンジンの精巧な技術を露出するための小さな隙間が設けられている。我々はこのクルマが一番気に入った。

インテリジェント・モビリティ・プログラムは自動車デザインにおける第三の時代へ牽引することを目的に実施された。これは相互接続された巨大都市、空飛ぶクルマ、ドライバーレス・ビークル、そして持続可能なエネルギーや様々な素材が存在する未来に向けて働きかけることを意味する。そこには新たなイノベーションと、そして人類が想像すらできなかった難問が登場するに違いない。


By TONY MARKOVICH
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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