yokohama
Related Gallery:CEATEC2018 Clarion

車載音響機器などを手掛けるクラリオンは、CEATEC JAPAN 2018に、ドアスピーカーを使用せず、振動スピーカーを活用した新しい音響システムの「ドアスピーカーレスオーディオシステム」を参考出展した。

これまで、アフターパーツとして、スピーカーを装着したり、グレードアップしたスピーカーに交換したりする際には、ドアスピーカーを交換するために、ドアの内装をはがしたり、配線を取りまわしたりするため、大変手間がかかることが一般的であった。

yokohama
今回出展されたモデルは、このようなドアスピーカーを使用せずに振動スピーカーを活用することで新しい音響システムとなる提案として登場したもの。

ダッシュボードの上にこの振動システムを装着するだけなので、これまでのドアスピーカーのような手間やコストをカットすることが可能となるのだ。

なお、まだ試作モデルとのことなので見た目はメカそのものになっているが、実際に発売される際は、デザインが施された製品になるとのことであった。

yokohama
リアのガラスにも振動スピーカーが採用されており、リアトレイ部に加工する必要もない。

ちなみに、ただ振動スピーカーを貼り付ければ良い音が出るというわけではなく、車両ごとにセッティングが必要とのこと。

yokohama
車外から見るとリアガラス上部にスピーカーが貼り付いているのがわかる。

振動スピーカーはガラスを振動させることで音を出しているとのことで、外からガラスに手を触れると曲に合わせて振動していることが確認できる。

大音量で音楽を流しているクルマなどがガラスを震わせるように走っているが、ガラスの揺れ方は、そのような感覚に近い。

ガラスを振動させて音を出しているので、雨や雪の影響が気になるところだが、まったく影響がないとは言えないが、それほど気にするレベルではないとのことであった。

yokohama
今回の展示コンセプトカーには、外観からはわからないが、スマートヘッドレストスピーカーというヘッドレスト内蔵のスピーカーも搭載されていた。

フロント2か所、リアガラス1か所の振動スピーカーに加え、ヘッドレストにスピーカーを内蔵することでドアスピーカーレスオーディオシステムは構成されているが、このシステムが実現すると、これまでよりも格段にスピーカーカスタマイズが手軽になるため、新たな市場が広がる可能性がある。

発売について担当者に伺ったところ、現在開発状況は6~7割程度の状況とのことなので、来年すぐに実用化することはできないが、近い将来に製品化できそうだとのことであった。

今回は、アフターパーツとして、ドアスピーカーレスオーディオシステムが出展されたが、パーツ構成の簡略化やコスト面から純正オーディオもこの方向になる可能性もありそうだ。

■関連サイト
クラリオン公式サイト
https://www.clarion.com/jp/ja/top.html