McLaren BC-03 hypercar looks to be a production Ultimate Vision GranTurismo
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マクラーレンが2017年に人気ゲーム『グランツーリスモ』のためにデザインした「アルティメット ビジョン グランツーリスモ」をベースにした実車を限定販売するという噂が聞こえてきた。

マクラーレンは10月12日、上顧客を招待して発表会を開催したことが、著名スーパーカー・コレクターのdan_am_i氏のInstagramによって分かった。同氏が投稿したスライドの写真には「MSO - Bespoke Commission BC03、Customer Review, 12th October 2018」(MSOビスポーク・コミッションBC03、カスタマーレビュー、2018年10月12日)と書かれている。この会場で、マクラーレンのビスポーク部門であるMSO(マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ)は、新たなハイパーカーのデザイン画を公開したというのだ。

マクラーレンは英国の自動車メディア『Pistonheads』の取材に対し、「BC-03はMSOが手がけるビスポーク・モデル」であることを認めたが、詳細は「MSOとクライアント間での機密情報である」ため、これ以上の情報は一切公表しないということだった。しかし、dan_am_i氏はスライドの写真を投稿した2日後、今度はInstagramにマクラーレン アルティメット ビジョン グランツーリスモ コンセプトのサイドショットを「#BC03」のハッシュタグとともに投稿したのだ。

すると、マクラーレン・ファンが集うコミュニティ・サイト『McLaren Life』に、BC-03の生産台数はわずか5台で、うち3台はすでに売約済みという情報が掲載された。1台はdan_i_am氏、あとの2台は数億円レベルのクルマをコレクションするx_marc_the_spot氏とmannykhoshbin氏がそれぞれ購入者であるという。同サイトの投稿によると、BC-03はアルティメット ビジョン グランツーリスモ コンセプトからインスパイアを受けたハイパーカーで、「最先端のテクノロジーと特別な種類のカーボンファイバーを使用する」とのことだ。

では、ゲームの世界のクルマを現実化することは、どの程度可能なのか。マクラーレンのアルティメット ビジョン グランツーリスモは、後輪を駆動する4.0リッターV8ツインターボ・エンジンに加え、2基の電気モーターがそれぞれ左右の前輪を駆動するというハイブリッドの全輪駆動ハイパーカーだ。システム合計最高出力1,150ps、車両重量はわずか1,000kgとされている。もし実車がこれに近いスペックを実現できれば、BC-03はマクラーレン「スピードテール」同等かそれ以上のパワーを発揮しマクラーレン「セナ」よりも軽量ということになる。ドライバーは車体の中央にうつ伏せに近い「オートバイのような」姿勢で搭乗するというゲーム内のコンセプトがそのまま引き継がれたら、サーキット専用車になる可能性が高い。

気になる価格は、300万ドル(約3億3,765万円)と噂されているが、性能を考慮すると悪くない。BC-03はアストンマーティン「ヴァルキリー AMR Pro」のように、いまや記念碑的ともいえる過去のF1マシンのようなエンジン音を楽しむことはできないだろうが、5人の所有者のうち誰かがBC-03に乗り、コーナーでもリスクを恐れずにドライブしてくれたら、素晴らしい走りを見せるに違いない。さらに現在計画されている「ハイパーカー・クラス」がル・マンに導入されることになれば、きっと面白い戦いが見られることだろう。


By JONATHON RAMSEY
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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