Manual transmission continues to fade: Here's where it sells best and worst
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クルマを購入する際に、マニュアル・トランスミッション(MT)とオートマチック・トランスミッション(AT)から選べる場合、スポーツカーを除くと大抵のクルマではMT車が選ばれる確率は極めて低い。自動車メーカーの担当者にその確率を聞くと5%ほどだという答えが返ってくることが多く、答えのあとには悲しい雰囲気が漂う。米国最大手の中古車販売店であるCarMaxが公表したMT車を購入する顧客の比率を知れば、さらに悲しくなるだろう。現在、同社の売り上げのうちMT車の売り上げ比率は3.7%だという。ここで注目してほしいのは、CarMaxの事業形態だ。中古車の買い取りと販売を手掛ける同社の商売は、消費者からのクルマの下取りで成り立っている。もし誰もMT車を下取りに出さなければ、CarMax はMT車を売ることができないのだ。

CarMaxが発表したデータを見ると、米国内の市や州ごとにMT車の販売比率が分かる。これによるとMT車の比率が最も多い州はニューメキシコ州で5.65%。最も低いのがイリノイ州の2.04%だ。

市ごとに見ていくと、どうやらテキサス州エルパソがマニュアル天国のようで最も割合が高く6.09%。しかしそれでも、23年前と比べると極めて低い数字だと言える。CarMaxによると、1995年には同社のMT車の販売比率は約27%だったという。

MT車比率の高い市には、他にネバダ州リノ、ニューヨーク州オールバニ、ワシントン州シアトルなどが挙げられている。シアトルは坂道が多く道路も混雑していること考えると、MT車の比率が高いとは意外だが、おそらく比率を上げるだけのエンスージアストが多く住んでいるのだろう。

MT車比率の低い市の多くは、トラック人気が高い地域にあり、さらに道路が混雑する大都市ではMT車は敬遠されがちだ。MT車比率が低い市のリストには、わずか1.98%のアラバマ州バーミンガムに続き、南部の都市がいくつか含まれている。

近頃のAT車は非常に性能がいいため、エンスージアストすらシフトチェンジが素早いデュアルクラッチを好むようになってきている。BMWは米国で販売する新型「3シリーズ」にはMTを設定しないと発表し、アウディも新型「A4」の導入に合わせてMTを廃止した。この2件の発表は、最近の米国クルマ市場にとって最大の惨事といえるだろう

MT車がもはや絶滅危惧種並みだということは我々も既に認めていたが、今回のようにデータを見せつけられると、いかに絶滅に近づいているかが分かる。それでも、皆さんに救いの手を差し伸べることはできる。「米国で販売されている新車でマニュアル・トランスミッションの設定があるクルマ一覧」の記事をご覧いただきたい。


By ZAC PALMER
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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