イラストレーター吉川信氏による手描きで内部まで緻密に再現されたホンダ「NSX」の透視図
Related Gallery:Acura NSX cutaway sketch

イラストレーターの吉川信氏は入念に描かれたクルマの透視図で有名だ。金属に覆われた車体を透かした構図で内部の様々な部分を描き込む。手描きで点描により表現された作品はクルマの細部までくまなく再現されており、そんな吉川氏の作品は何年も称賛されてきた。以前、吉川氏は米国の人気司会者ジェイ・レノによる自動車番組『Jay Leno's Garage』に出演し、自身のアートや手法について語ったこともある。0.1mmのセラミック・ペンと黒インクを使って描く作品の制作期間は約2カ月、だがその前に膨大な時間を対象となるクルマのリサーチに費やすという。

吉川氏が今回、依頼を受けたのはアキュラ(ホンダ)「NSX」。その完成品には目を奪われてしまう。「SH-AWD」パワーユニットを含め、新たなNSXの注目すべき点が全て描かれているのだ。吉川氏は、NSXを紙面に再現するにはこのパワートレインが特に難題だったという。「NSXの革新的なパワーユニットを描くのは本当に苦労しました。今までスケッチした中でも第2世代NSXは一番難しいクルマでした」と彼は語っている。「全てはディテールに行き着きます。NSXに導入されたテクノロジーを理解していなかったら製造することができないように、描くことだって出来ません」。

最終的に透視図を完成させるまで、吉川氏は作画や情報の調査に数カ月を費やしている。驚くべきことに、このクルマの"大部分"は彼の記憶やメモに基づいて描かれているのだ。吉川氏がどれほど深く作品に力を注ぎこんでいるかを感じ取ることができるだろう。

2代目NSXは2年前に販売を開始して以来、2019年型でアップデートが施された。エクステリア・カラーに新色「サーマル・オレンジ・パール」が用意されたほか、シャシー各部の剛性を高め、電子制御系のソフトウェアを調整することで、ダイナミクスとレスポンスが向上したとホンダは述べている。


By ANTTI KAUTONEN
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

■関連記事
アキュラ、米国仕様「NSX」の改良モデルをペブルビーチで発表! 鮮やかな新ボディ・カラーも追加に

【ビデオ】ホンダの新型「NSX」が生産される工場内部を、360度動画でご紹介

ホンダの新型「NSX」は、初めて女性がデザインを指揮したスーパーカー

■関連動画