【ビデオ】テスラ「モデル3」に乗って気付いたユニークな5つの特徴をご紹介!
これまでテスラ「モデル3」に関する多くの記事に目を通してきた人は、この電気自動車(EV)が幾分風変りなクルマであることがお分かりになっただろう。我々はモデル3を借りて2~3日乗っているうちに、電動パワートレインやユニークなデザインの他にも、いくつか独特な点があることに気付いた。その中から我々が気に入った5つの特徴をご紹介しよう。

スマートフォンまたはキーカードによるロック解除
モデル3には、オーナーが近づいて来るのが分かる。実際には、オーナーが所持するキーカードが短距離通信向けの無線ICタグ(RFID)のシグナルを送受信することによって、クルマとの通信を行うのだ。スマートフォンのアプリで個人認証を行えば、Bluetooth接続によりスマートフォンとモデル3を連動させることも可能だ。ドアロックなどの幾つかの機能をスマートフォンで操作することもできる。スマートフォンではなくキーカードを使用する場合、Bピラーに設けられた読み取り機に通すことが必要だが、スマートフォン用アプリの"Walk Up Unlock(近づきながらロック解除)"と"Walk Away Lock(遠ざかりながらロック)"の機能を利用すれば、スマートフォンをポケットから出す必要もない。それでも、スマートフォンのバッテリーが切れた時のために、キーカードも一応、財布かバッグの中に入れて持ち歩いた方が良いだろう。ちなみにモデル3には、従来の鍵穴に差し込んでひねるタイプのキーは存在しない(もちろん鍵穴もない)。

まるでテスラのセールス・トークのような話になるが、出掛けようと思ったらクルマのキーが見当たらなくて探す羽目になったり、駐車場まで行ってクルマのドアを開けようと思ったところで、キーを部屋に置き忘れたことに気付くなんてことは日常茶飯事だ。だが、スマートフォンなら片時も手放さないという人も多いだろう。我々はあの忌々しい電子機器に取りつかれているのだ。クルマの鍵として、スマートフォン(または財布に入る小さな物)を使えれば、便利であることは間違いない。クルマの乗り降りもスムーズになるだろう。かさばる上に不便な鍵やキーホルダーから脱却するための、進化の次のステップとして相応しい。


中央のタッチスクリーン
ダッシュボードに設置された15インチのタッチスクリーンは、基本的にこのクルマの運転以外のあらゆる機能を制御する。その中には様々なメニューがあり、オーディオからナビゲーション、エアコン、ライト、施錠、回生ブレーキのレベルまで、タブレットのように大きなスクリーンをタッチして、全ての機能を操作したり設定したりすることになる。ダッシュボードの小物入れの開閉すら可能だ。つまり、車内にはボタンのようなものが殆どない。メーターパネルさえ存在しない。


空調システム
もちろん、冷暖房の空調システムにも、中央のタッチスクリーンを通してコントロール可能な機能が多く盛り込まれている。その点は興味深いが、モデル3のシステムには素晴らしいと思える理由が2つある。まずは操作の仕方だ。スクリーン上には運転席と助手席用にそれぞれが操作できるボックスが設けられている。そこにある丸を指で動かし、風の向きや流れを設定することができるのだ。その丸を2つに分割し、2つの地点から風を送ることもできる。どちらの座席からも操作可能だ。

そして2つ目。一見、どこにあるか分からないのだが、組み込まれた大型の送風口がダッシュボードの中に潜んでいる点だ。風向きなどを操作する作業から解放されれば、送風口が目に見える必要はない。これはインテリアのミニマリストなルックスに貢献している。


ツインのマットレスが置ける空間
我々は実際にモデル3の車内で一夜を明かしたわけではない。しかし、やむを得ぬ事情からクルマの中で睡眠を取らなければならない人々のことを差別したくはなかった。そこで、モデル3の後部座席を折り畳み、12ボルトのコンセントにつないだエアポンプを使って、ツインサイズのマットレスを膨らませてみた。身長6フィート(約183cm)の筆者に丁度いい大きさのマットだ。それがモデル3の車内にどんな具合に収まるかを試してみた。まるでMRI検査を受ける時みたいな感じだが、頭部をクルマの前方にして仰向けに寝てみる。脚の上部スペースには限りがあるが、脚を持ち上げたり、眠りに落ちるまでの間、一連の出来事を考えながら頻繁に寝返りを打ったりしなければ問題ない。筆者は個人的にとても快適だと感じた。若干の哀しさは否めなかったが。


イースター・エッグ
テスラはクルマに隠れたお楽しみを仕込むのが大好きだ。顧客やファンに、彼らにしか分からない最高の内輪ネタを味わってもらいたいと考えている。例えばクリスマスにライトショーを演じるコマンドが用意されていたり、コンソール・ディスプレイに表示される自車がサンタクロースのそりになったり車線が「マリオカート」のレインボーになったり設定画面に映画『007/私を愛したスパイ』に登場するロータス「エスプリ」の潜水艦になったり、といった"イースターエッグ"(隠しコマンド)がこれまで発見されてきた。モデル3にもこれから無線アップデート機能を使って様々なイースターエッグが仕込まれることだろう。



By JOHN BELTZ SNYDER
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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