車庫で40年も眠っていた1970年型プリムス「スーパーバード」が2台もインターネット・オークションに出品中!
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ガレージや納屋などに仕舞い込まれたまま、やがてその価値や存在までも忘れ去られ、長い年月を経てから再発見される名車を"バーン・ファインド(barn find)"というが、現在オークション・サイトの『eBay』で、稀少な1970年型プリムス「スーパーバード」が、しかも2台も一緒に出品されている。米国北東部メイン州のとある車庫に何十年もの間、眠っていたというこの2台は、巨大なリア・ウイング、格納式ヘッドライト、そして440スーパーコマンドV8エンジンが完全な形で残されており、コンディションは「40年間乾燥した場所で保管されていたとしては良好」だという。

プリマスがNASCARで戦うために大幅な改造を施したこの「ロードランナー」は、長々と綴られた出品者の解説文によると「収集家垂涎のマッスルカーで、自動車史の中でも特に優れたエアロダイナミクス・デザインの1つ」ということになる。スーパーバードはわずか1年間しか生産されず、まもなく生産50周年を迎えることもあり、その価値が跳ね上がるだろうと記されている。

出品者の男性がこのスーパーバードについて知ったのは、同州にあるオウルズヘッド交通博物館がこの8月に開催したオークションで、自身がブルーのスーパーバードを購入した時だという。落札価格は18万7,000ドル(約2,110万円)だったそうだ。

「私がブルーのボディに白いインテリアの1970年型スーパーバードを競り落とすと、一人の男性が近づいてきて隣に座り、自分が40年間保管しているという2台のスーパーバードのことを語り始めました」と出品者は商品説明に記している。「新車で購入したオーナーから買ったと言っていた」というこの2台の内訳は、白い内装にボディ・カラー「B5 ブルー」(出品者が8月に競り落としたクルマにそっくり)のものと、黒い内装でボディ・カラーが「アルパイン・ホワイト」のスーパーバードだった。

説明文によると、この2台のクルマは1970年に両方とも同州オーガスタにあるディーラー「ブルーイン・クライスラー・プリムス・ダッジ」の在庫から新車で販売されたものだという。保管していた男性の話では、2台それぞれの元々のオーナーとは顔見知りで、どちらのクルマも1978年頃に買い取ったとのこと。MOPARの専門家とされているこの男性は、この2台の車両登録を1985年と1987年まで更新しており、登録を示すステッカーがフロントガラスに貼り付けられたままになっている。その後、保管すべく準備を始め、エンジンには薄めていない不凍液を入れ、乾燥した環境からブロックを保護するため、シリンダーはマーベルの「ミステリー・オイル」を満たしてあると語ったそうだ。

どちらのクルマも現在はマサチューセッツ州にある車庫に保管されている。アルパイン・ホワイトのスーパーバードは走行距離42,497マイル(約6万8,000km)で、オークション終了まであと12時間を残す現在(原稿執筆時)、入札価格は15万ドル(約1,700万円)を超えたところだ。ブルーのスーパーバードは走行距離27,416マイル(約4万4,000km)で、こちらは16万600ドル(約1,815万円)に達している。両車ともパイオニア製のカセットデッキを搭載して"アップデート"されているが、出品者は「それ(カセットデッキ)自体が骨董品」と解説している。

出品者は2台とも走らせたことはないそうだが、適切な処置を施せばエンジンは問題なく作動すると売主の男性は保証したという。ヘッドライトとテールライトもきちんと点灯するそうだ。オークションは日本時間の28日午前6時過ぎに終了する。


By SVEN GUSTAFSON
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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