ミルスペック・オートモーティブ社がサーキット仕様の「ハマーH1」を製作! 20cmローダウンしてパワーは800馬力
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ミルスペック・オートモーティブは、アイコン的なクルマのレストアや改造を手掛けて成功を目指す新興チューナーの1つだ。だが、彼らが手掛けるのはポルシェ「911」や1960年代のトラックではない。そのキャンバスは「ハマー H1」だ。巨大でタフなオフロード向けマシンを高級なクルマに仕立て直して販売しているのだが、彼らの実力はそれだけに留まらない。最近ではサーキット走行向けのハマー H1を製作したようで、これがまた秀逸なのだ。

ベース車は4ドアでコンバーチブルのピックアップトラックだ。ミルスペックはそのサスペンションを全面的に変更。硬めのスプリングを装着した特製コイルオーバーを備え、サスペンション・ジオメトリーを大幅に修正した。車高は一般的なH1と比べ、8インチ(約20cm)もローダウンされている。H1のインボード・ブレーキは6ピストン・ブレーキ・キャリパーに替えられ、ホイールにはロープロファイルのピレリ「P-ZERO」タイヤを装着。そして印象的なのは、このトラックがパートタイムの4WDシステムを維持していることだ。

Sometimes you gotta end the work week with some smoke.

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ボンネット下には、カスタマー・モデルと同じGM製6.6リッターV型8気筒「デュラマックス」ディーゼル・エンジンが搭載されているが、こちらは最高出力800hp、最大トルク1763Nmにチューンされている。このエンジンは根幹的に重要な役割を果たしている。おそらくこの個体は、究極的なパワートレインのテストと開発に使用する目的もあるのだろう。同時にミルスペックの実力を知らしめるために製作されたのだ。

このサーキット仕様のハマーを手に入れたいと思っても、それは叶わない。少なくとも今のところは。ミルスペックの代表に問い合わせたところ、サーキット向けのH1を販売する計画はないとのことだった。しかし、それも当然だろう。現在ミルスペックは、最初に販売を開始した12台のオフロード仕様車を製作中だからだ。それでも、このサーキット仕様車は高い関心を集めているという。だから同社に時間ができ、本当に欲しいと大金を積む裕福な買い手が現れたら、ミルスペックも考えるに違いない。しかし少なくとも当面の間は、オフロード用タイヤを装着した車高の高いH1に注力するだろう。


By JOEL STOCKSDALE
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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