【ビデオ】量産車では世界初! レクサスが「デジタルアウターミラー」を日本向け新型「ES」に採用
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数十年前からモーターショーで公開される多くのコンセプトカーは、サイドミラーの代わりにカメラが搭載されていた。レクサスはこれを世界で初めて、現実の公道を走る量産車に採用しようとしている。ただし、当面は日本の公道だけだ。

その記念碑的モデルとなるのは、最近フルモデルチェンジしたばかりの新型レクサス「ES」。通常のクルマならサイドミラーが装着されている場所には、エアロダイナミクスを考慮した細長い支柱があり、そこに小型カメラが組み込まれている。これらのカメラが撮った映像は、車内のAピラー根元部分に搭載された5インチ・ディスプレイに映し出される。各自動車メーカーが積極的にこの類の技術に取り組む最も大きな理由は、エアロダイナミクスの改善のためだ。サイドミラーをもっと小型な物と取り替えることで空気抵抗を減らし、その結果、燃費が向上するというわけだ。

レクサスは、デジタル化による利点は他にもあると述べている。まず、カメラ・モジュールは雨粒や雪が付着しにくい形状にデザインされており、ディスプレイは室内に装備されているため、天候の影響を受けにくい視認性が確保される。さらに、小型で空力特性に優れているので、走行中の風切音が低減する。これは市場に静粛性の高い電気自動車がますます多く登場すれば、より重要になってくるだろう。実際に周囲に対する視認性も向上すると思われる。レクサスによれば、ウインカーを作動させると自動的に"視界"(つまりディスプレイの表示エリア)が拡大し、リバースに入れたときには後方視野が広がるという。ホンダの「LaneWatch」がもっとクールになったような物と考えればよいだろう。

現在のところ、米国の法規制では認められていないため、米国仕様のESにこの未来的なサイドミラー技術が搭載されることはない。欧州では法律上認められているが、レクサスによれば、当面は日本向けのみになるという。欧州ではアウディが、カメラを採用したサイドミラーの技術を、新型電気自動車の「e-tron」と共に年末までに導入する予定だ。アウディはe-tronの発売日を明らかにしていないが、欧州大陸でこの技術が市場に出回るのは初めてのことになるだろう。日本に住む消費者は2018年10月下旬に、このデジタルアウターミラーを搭載する新型ESを手に入れることができる。


By ZAC PALMER
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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