来年早々に発売されるアウディの電動クロスオーバー「e-tron」のバックミラーに、通行料金支払い用の電子トランスポンダが内蔵されることが分かった。これは同ブランドのクルマでは初となる。

アウディによると、この標準で装備されるトランスポンダ・モジュールによって、ドライバーは米国およびカナダの対象となる有料道路を利用でき、複数の通行料金用口座を管理する必要もなく、散らかりがちなフロントガラス周りをスッキリ保てるという。今日の有料道路用トランスポンダは、フロントガラスかダッシュボードの上に装着されている場合がほとんどだからだ。ドライバーはアウディのマルチメディアインターフェイス(MMI)システムを通じて、モジュール電源のオン/オフを切り替えたり、相乗りする場合(一定数以上の人を乗せていると通行料金が無料になる道路がある)などの設定を変更することができる。

モジュールは、自動防眩バックミラーで有名なミシガン州ジーランドに本拠地を置く自動車部品メーカーのジェンテックス(Gentex)社が開発した。このテクノロジーは、既存の全国的な通行料金システムに適合し、現行の口座、新規開設の口座、または全国の通行料徴収口座に登録できるという。

The Audi e-tron prototype on recuperation test at Pikes Peak
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e-tronは、2020年までにアウディが発売を予定している3車種の電気自動車の中で最初にデビューするモデルだ。前後に1基ずつの電気モーターを搭載し、合計で最高出力265kW(360ps)と最大トルク561Nmを発生。「S」モードでアクセル・ペダルをいっぱいに踏み込むと、8秒間だけそれぞれ300kW(408ps)と664Nmに高めることもできる。

また、特徴的な「ヴァーチャル・エクステリア・ミラー」は、従来のドア・ミラーに替えてカメラとタッチスクリーンが搭載されており、高速道路や曲がり角、駐車場など、状況に応じて後方視界を変更できる。スマートフォンの画面のように指で拡大・縮小も可能だ。

e-tronは9月17日にサンフランシスコで世界初公開される予定で、同日から2019年前半納車分の予約受け付けも開始となる。価格帯は約7万ドル(約780万円)のジャガー「I-PACE」や、8万ドル(約890万円)のテスラ「モデルX」と同等になるようだ。払い戻し可能な予約金は1,000ドル(約11万円)に設定されている。


By SVEN GUSTAFSON
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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