トヨタ、全世界で約103万台の「プリウス」「プリウスPHV」「C-HR」をリコール 最悪の場合は火災の恐れも
トヨタは、ハイブリッド車のエンジン・ルームでワイヤハーネス(電気配線)に問題が見つかり、車両火災の危険性を取り除く必要があるとして、世界で100万台以上をリコール(回収、無償修理)すると発表した。このリコールの対象となるのは、日本国内で55万3,870台米国内ではおよそ19万2,000台になる。

問題の電気配線は、ハイブリッド車のパワー・コントロール・ユニットのコネクタ部分で、保護カバーのない箇所で周辺部品と干渉しているものがあり、走行時の振動によって接触した配線の被膜がすり切れて損傷する恐れがあるという。そして、やがてはショートしたり、最悪の場合は火災に至る可能性もあるとのことだ。2015年6月から2018年5月までに日本で生産された車両が、問題を解消するためにリコールされる。トヨタ広報がロイター通信に語った所によれば、日本で1件、ショートによりハーネス部分から煙が出たという。

今回、リコールの対象となるのは、「プリウス」「プリウスPHV」「C-HR」の一部車両で、対象車の合計台数は全世界で約103万台に及ぶという。そのおよそ半分が日本で売られた物だ。以前にも、トヨタは燃料タンクに問題の可能性があるとして、それを直すためプリウスをリコールしている。また、エアバックに関する問題でもプリウスのリコールを行った。

トヨタでは、リコールした全車両の配線を点検し、被覆に損傷がない場合は「保護材を追加」、被覆に損傷がある場合は「保護材を追加した新品と交換」するとしている。オーナーにはダイレクトメールなどで報せが届く。改善実施済車には、運転者席側ドア開口部のドアストライカー付近にステッカーが貼付される。


■関連リンク
トヨタ 公式サイト:リコール情報
https://toyota.jp/recall/2018/0905.html

By ANTTI KAUTONEN
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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