べスパの電気スクーター「Elettrica」、ついに9月からイタリアで生産開始!
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イタリアを象徴する小型スクーターのベスパは、9月からイタリア・ポンテデーラの自社工場で電気スクーター「Elettrica」の生産を開始すると発表した。欧州では10月にオンラインで注文受付が始まり、2019年の早い時期に米国やアジアでも発売される予定だ。価格は明らかになっていないが、親会社のピアッジオ・グループによると、既存のハイエンド・モデルと同程度になるというから、7,000ドル(約78万円)を超えそうだ。

さらなるビッグ・ニュースは、バッテリー式電気スクーターのElettricaと、発電式エンジンを積む「Elettrica X」の両方とも、コネクテッド・スクーターになるということだ。どんな時間帯でも判読できる背景と文字の色を採用したトワイライト・センサー付きの4.3インチTFTカラー・ディスプレイを通じて、スマートフォンと連動することができる。スクリーンに表示されるのはスピード・メーターおよびバッテリーの残量計など。自分のスマートフォンのアプリと接続すれば、電話やメッセージの受信を知らせる通知も表示され、ハンドルバーのキーで電話に出たり、音声認識コマンドで電話をかけたり音楽を流したり、GPSのデータを利用することもできる。ジェットタイプの専用ヘルメットにはBluetoothのイヤフォンとインターカムが内蔵されている。

Elettricaは、リチウムイオン電池と電気モーターで駆動する。その"継続的な"定格出力は2kW(約2.7ps)、最高出力は4kw(約5.4ps)、最大トルクは200Nmというから、かなり快活に走るはずだ。航続距離は約100km。通常なら燃料キャップがある座席下のコンパートメントにはケーブルが収納されており、このケーブルと標準的なコンセントを使うと、4時間でフル充電が可能だという。運転モードは「エコ」と「パワー」の2つに加え、「リバース」も用意されている。

ハイブリッドのElettrica Xには、航続距離を2倍に伸ばすためのガソリン発電機が搭載されており、これに完全電気モードで走行した場合の航続距離が50kmと半分に抑えられた小型のバッテリーパックが組み合わされる。バッテリーの電気がなくなると、あるいはライダーが手動で「エクステンダー」モードを選ぶと、発電機が自動的に作動する仕組みだ。

ピアッジオは、特別なクローム・グレーの塗装とメタリックな反射材でElettricaをカラーリングしているが、顧客は豊富なオプションから色を選び、自分の電動ベスパをカスタマイズすることができる。例えば、ホイール・リム、ベスパのバッジ、シートのトリムは7色から選択可能だ。また、新しいLEDフロントヘッドライトも採用されている。



By Sven Gustafson
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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