アキュラ、米国仕様「NSX」の改良モデルをペブルビーチで発表! 鮮やかなボディ・カラーも追加に
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2年前に発売を開始し、米国では約1,000台が販売された「NSX」の改良モデルがアキュラから発表された。デビューの舞台となったのは、カリフォルニア州のペブルビーチ周辺で行われているクルマの祭典の1つ、「ザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリング」。パワートレインに変更はないが、シャシーが強化され、ボディ・カラーの新色も用意された。NSXファンには歓迎されるに違いない。

NSXはスポーツカーだから、まずはハードウェアから見ていこう。最も重要なのは、新開発のオールシーズン・タイヤが装着されたことだ。今回もコンチネンタル製だが、「ContiSportContact 5P」に替わって「SportContact 6」が採用された。タイヤの技術は進化を続けているため、あらゆる状況下で従来よりもハンドリングが向上したとアキュラはいう。信用できるだろう。これまでと同様、オプションでピレリ製「P Zero Trofeo R」タイヤに変更することも可能だ。また、NSXをサーキットで存分に走らせることができる爽快なドライビング・エクスペリエンスが引き続き用意されているので、新オーナーにはぜひお勧めしたい。

シャシーの改良は多岐に及ぶ。スタビライザーの剛性はフロントが26%、リアは19%高められ、リアのトーリンク・ブッシュは21%、後輪のハブは6%強化されたという。これらの変更と新しいタイヤに合わせて、スポーツハイブリッド「SH-AWD」パワーユニットや磁気粘性ダンパー、電動パワーステアリング、スタビリティ・コントロール・システムを制御するコンピューターのソフトウェアも調整が施された。NSXのように精密なエンジニアリングによって設計されているクルマにとって、これらは著しい性能向上をもたらす。鈴鹿サーキットにおけるラップ・タイムは、従来型より2秒も速くなったという。必ずしもドライバー個人のベスト・タイムを2秒縮められるわけではないが、このシャシーのダイナミクスに慣れたら、より正確でダイレクトなフィードバックの恩恵が得られるはずだ。

2019 Acura NSX
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内外装の変更にはすぐ慣れるだろう。エクステリアの主な変更点は、ボディ・カラーに新色「サーマル・オレンジ・パール」が追加されたことと、フロント・グリルにあったクロームの"ビーク"(くちばしの意味)がボディ同色になったことくらいだ。インテリアはレザー/アルカンターラのコンビ・シートにインディゴブルーが、そしてフルレザー・シートにはレッドがオプションとして用意された。

価格は従来型より1,500ドル(約17万円)アップして15万7,000ドル(約1,744万円)となったが、アキュラによれば、これまで総額4,700ドル(約52万円)分のオプション(電動調節式シート、サテライト・ナビゲーション、プレミアム・オーディオ、パーキング・センサー、スポーツ・ペダル)が、新型モデルでは標準装備になるという。これから購入する方にとってはかなりお得だ。米国では既に予約を受付中で、10月から納車が開始される。日本ではまだ価格や発売時期についての発表はないが、レーシング・ドライバーの佐藤琢磨選手によるテスト風景などを収録した動画が、ホンダ公式ウェブサイトの先行公開ページにて掲載されている。


By ALEX KIERSTEIN
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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■関連リンク
ホンダ 公式サイト:次期型NSX先行公開ページ
https://www.honda.co.jp/NSX/new/

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