新型「シェルビー GT」に、往年のレンタカーを思い出させるカラーリングと名前が復活
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歴代「シェルビー マスタング」の中でも「シェルビー GT350H」は有名なモデルの1つだろう。1960年代にレンタカー会社のハーツが貸し出すために作らせたレンタカー仕様の「シェルビー GT350」だ。シェルビーは2007年に、市販用の「シェルビー GT」とそれをベースにした「シェルビー GT-H」で、そのアイデアを復活させた。そして今回、そのネームプレートが2019年モデルのシェルビー GTに戻ってきたのだ。今回はレンタカーとして用意されるわけではないが、特徴的なゴールドのストライプ入りで購入できる。

この新型モデルは典型的な現代のシェルビーだ。つまり、ベースとなっている標準のフォード「マスタング」と比べると、大幅に目立ち、少しだけ速い。ボンネットの下に搭載されたフォードの5.0リッターV型8気筒エンジンは、標準の「マスタング GT」より20hp高い最高出力480hpを発生するが、これは新型「マスタング・ブリット」と同じだ。Borlaのキャットバック・エキゾーストを装備し、サスペンションにはフォード・パフォーマンス製のスプリングとアンチロールバーを装着。キャスター/キャンバーの調整用プレートも追加されている。外観は、シェルビーがデザインしたバンパーやサイドスカート、グリル、テールライト・パネル、リア・スポイラー、そして言うまでもなくレーシング・ストライプによってアグレッシブな姿に仕上げられている。車内にはシリアル・ナンバーが刻まれたプレートや、刺繍入りのフロアマットが付く。

かつてのレンタカーと同じゴールドのストライプは、オプションの「GT-H」パッケージに含まれる。シェルビーによれば、今回の"H"は、"Hertz"ではなく"Heritage"を表すという。ボディ・カラーはブラックまたはホワイトの2色から選択可能だ。このオプションにはフォード・パフォーマンス製フロント・ストラットと、リア・ショックアブソーバーも追加される。レンタカー風のドレスアップは不要でサスペンションやボディのアップグレードだけを追加したいなら「シェルビー・プレミアム」パッケージを選べばよい。さらに「ヘビー・デューティー」パッケージには、強化されたラジエーター、ホイールスタッド、アクスル・ハーフシャフトが装備される。将来的にはフォード・パフォーマンスのスーパーチャージャー・キットも提供される予定だ。

価格はオプションなしのシェルビー GTが6万1,345ドル(約678万円)から。ヘリテージまたはプレミアム・パッケージ付きは6万6,345ドル(約733万円)からとなっている。これはクーペのマニュアル・トランスミッション仕様の値段だが、シェルビーはコンバーチブルやオートマチック・トランスミッションも用意している。

同等のパワーを備えたフォード マスタング・ブリットの価格が4万7,495ドル(525万円)であること、そしてフォード・パフォーマンスのサスペンションとアンチロールバーは部品代だけなら1,000ドル(約11万円)以下であることは指摘しておくべきだろう。シェルビーの名前やバッジ、懐かしのレンタカーを真似たカラーリングに拘らなければ、1万6,000ドル(約177万円)以上も安く、実質的に同等のクルマを手に入れることができるのだ。



By JOEL STOCKSDALE
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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