Apple CarPlayやAndroid Autoの方が、純正インフォテインメント・システムより全体的に優れていることがAAAの調査で判明
優れたインフォテインメント・システムを作り上げる競争では、AppleとGoogleが勝ち組らしい。少なくとも米国自動車協会(AAA)が発表した最新の研究では、そうなっている。同協会はApple CarPlayAndroid Autoと、現行市販車に標準装備されているインフォテインメント・システムを比較する調査を行った。調査に使われたクルマは、2017年型ホンダ「リッジライン」、2017年型フォード「マスタング GT」、2018年型シボレー「シルバラード」、2018年型起亜「オプティマ」、2018年型ラム「1500 ララミー」の5台。これらは全車とも、各メーカー標準のシステムに加え、スマートフォンを接続してAppleとGoogleのシステムを使うことができるようになっている。そして調査の結果、スマートフォン・ベースの両システムは全般的にメーカー純正のシステムよりも操作時の負担が少なく、気が散りにくいと評価された。

例えば電話を掛ける際には、メーカー純正システムよりもスマートフォン・ベースのシステムの方が24%または5秒ほど短い時間で済む。同様にナビゲーションを使うには31%または15秒も短い時間で操作できることがAAAの調査で分かった。

この調査での興味深い発見は、Apple CarPlayとAndroid Autoが全般的に同じくらい使いやすいということだ。どちらも一長一短があり、CarPlayはタッチスクリーンを使ってテキスト・メッセージを送信する際にAndroid Autoよりもやや使いやすかった。一方のAndroid Autoはナビゲーション機能と音声コントロールがCarPlayよりも優れている。しかし、それらの差は特に大きいわけではないようだ。

AAAの調査では、CarPlayとAndroid Autoが純正システムよりも大幅に改善されていることが分かった一方で、ナビゲーション機能を使用するといった複雑な操作には、依然としてかなりの手間と時間を要することも判明した。例えば、ナビゲーションに行き先などの情報を入力するには33秒かかる。クルマが25mph(40km/h)の速度で33秒間走行すると、フットボール場3面分と同じ長さの距離を移動することになるのだ。速度が70mph(112.6km/h)であれば800m以上進む。いくらシステムが使いやすくなっても、運転中の操作には十分注意し、複雑な操作をする場合には停止して行うことをAAAは勧めている。


By JOEL STOCKSDALE
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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