ジープ、3列シートの新型「グランドワゴニア」にヘルキャット・エンジンを搭載!? ZF社の内部文書から明らかに
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Twitterユーザーで隠れた情報を見つけるのが得意な自動車ライターのBozi Tatarevic氏が、また特ダネをつかんだ。ZF社の内部文書に、ジープ「グランドワゴニア トラックホーク」に関する記載があったというのだ。日付は2017年の前半に遡り、ドイツの自動車部品メーカーであるZF社の書類には、6.2リッターV8エンジンを搭載した3列シートのジープ車と、ZF製8HP95X型8速オートマチック・トランスミッションの組み合わせがリストに明記されていた。コード名「8HP95X」と呼ばれるトランスミッションは現在、ジープ「グランドチェロキー トラックホーク」や、ロールス・ロイス「カリナン」に採用されている。これは、ダッジ「チャージャー」と「チャレンジャー」のヘルキャットに使用されている「8HP90」型トランスミッションの全輪駆動用バージョンで、ギア比の組み合わせも異なる。


ただし、ZF社のリストは「2018年型量産車および試作車」とあるので、グランドワゴニア トラックホークの発売が確実というわけではない。だが、少なくともジープはそれを検討し、プロトタイプを製作していたことは確からしい。

しかもジープは、パワーが10馬力向上した2019年モデル用のヘルキャット・エンジンを搭載しようと考えていたようだ。ZF社のリストに記載されたスペックを見ると、6.2リッターV8エンジンの最高出力は536kW(729ps)とある。米国で使用されている単位に換算すると719hpということになるので、2019年モデルのヘルキャットの717hpとは微妙に異なるが、それでも従来型の707hp仕様よりはこちらに近いエンジンだろう。

グランドワゴニアにヘルキャット・エンジンが搭載されるという情報は道理に適っている。この新しい3列シートのジープは、同じFCAグループに属する「ラム」のプラットフォームをベースにしてミシガン州のウォーレン・トラック・アセンブリ・プラントで生産される予定だ。ラムは現在、ヘルキャット・エンジンを搭載した「ラム1500 TRX」の開発に取り組んでいる。今やアイコン的存在となったこの高性能エンジンを搭載するSUVは、グランドワゴニアの発売が遅すぎて売れないのではないかと心配するディーラーを喜ばせる新たなアイコン的モデルになるに違いない。

繰り返して言うが、書類に記載されていたからと言って必ずしも同車が発売されるとは限らない。クライスラーは過去にも「300」にヘルキャット・エンジンを搭載したプロトタイプを製作しているが、その後の進展はない。また、現在行われているウォーレンの工場の改装が完成するのは2020年の予定なので、標準仕様のグランドワゴニアの生産開始はそれからだ。もし、その高性能バージョンが登場するとしても、さらに1年は待たされることになるだろう。


By JONATHON RAMSEY
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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