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メルセデス・ベンツ日本株式会社は7月25日、東京 銀座の新橋演舞場を会場に、大規模なフェイスリフト(マイナーチェンジ)を施した新型「Cクラス」を発表した。これを記念して披露された歌舞伎舞踏「石橋(しゃっきょう)」では尾上右近氏が熱演した。

Cクラスは1982年に「190 クラス」として登場以来、常にセグメントのベンチマークとなってきた人気のモデル。2014年から販売されている従来型のCクラスは、セダンとステーションワゴンを合わせて、日本で累計約6900台が販売されている。

新型Cクラスでは、平均的なモデルの半分以上にあたる6500点にも上る変更部品点数により、Cクラス史上最も大規模なフェイスリフトが行われた。フロントマスクは「標準」「アヴァンギャルド」「AMGライン」の3モデルが用意され、非常に多様なラインナップとなっており、「セダン」「ステーションワゴン」「クーペ」「カブリオレ」と、スポーツカーからファミリー向けのモデルまで、幅広い車種が同時に刷新され発表されることとなった。



メルセデス・ベンツ日本株式会社 代表取締役社長兼CEO 上野金太郎氏は「私どもの親会社でございますダイムラー社は、まさに132年前に車を発明した会社でございます。132年の中で培った伝統を守りつつ、常に様々な革新にチャレンジして参りました。新型Cクラスは、伝統を守りつつ進化し続ける、いわゆる"NEVER STOP IN PROVING"を体現したモデルですので、日本で発表する際に伝統と革新を皆様に体感していただく必要がございました。歌舞伎は、日本の誇る伝統芸能でありながら常に新しさも追求されており、特にこの新橋演舞場はスーパー歌舞伎発祥の地となるなど、歌舞伎の革新を生み出す劇場と伺っております。まさに、新型Cクラスの発表の場として最もふさわしい会場なのではないでしょうか? 新型Cクラスの登場シーンは、特に工夫が必要でございました。松竹様のご協力の下、歌舞伎舞踊『石橋』を、本日のイベントのために特別にアレンジをしていただき、演目の流れでCクラスが登場する様は、なかなか迫力がございました」とコメントした。



新型Cクラスの商品説明は、独メルセデス・ベンツ・カーズ Cクラス チーフエンジニアのクリスティアン・フリュー氏。「今回の新しいラインナップにはメルセデスブランドのエッセンスが詰まっております。クラッシックなセダン、実用性に優れたステーションワゴン。スポーティなクーペ、エレガントなカブリオレ。新型Cクラスは、ファミリーユースでお乗りのお客様や、人生において成功を収めたいと願うお客様だけでなく、法人のお客様にも、そしてまた走りを楽しみたいというお客様にも喜んでいただける車です。また、どのモデルをとっても、優れた品質と安全性、優れた走行性能を備えています。ですから、Cクラスが世界中で10年以上に亘って、メルセデス・ベンツの中で、最多販売モデルとなったことは不思議な事ではございません。2017年のセダンとステーションワゴンの合計販売台数は、世界中で41万5千台以上となりました。これは、メルセデス・ベンツ全体の販売台数のほぼ5分の1をCクラスが占めたということです。日本では、これは4分の1にもなります。Cクラスセダン及びステーションワゴンの1982年からの累計販売台数は、950万台となっており、東京23区の現在の人口とほぼ同じ数のお客様が購入されているわけです。Cクラスはこれまでも非常に魅力あふれるモデルでしたが、今回のフェイスリフトでは、その性格、知性、パフォーマンスを一層高めるべく、全力を尽くしました」と解説した。



エクステリアは、フロントとリアのバンパーデザインを変更し、よりダイナミックなデザインとなった。「LED ハイパフォーマンスヘッドライト」はヘッドライト内部にマルチチャンバーリフレクターを上下4列ずつ立体的に並べ、近未来的な印象を演出している。ハイグレードな「マルチビームLED ヘッドライト」には「Eクラス」や「Sクラス」と同様のシステムを採用し、片側84個のLED光源を瞬時に個別に制御して広い範囲を明るく照射し、雨天の照り返しを抑えるモードや、高速道路モードなど様々な状況に対応することができるだけでなく、最長650m先まで照射するウルトラハイビームも新たに搭載されている。セダンのテールライトユニットは内部に"C"の文字をモチーフにしたライトデザインに変更され、新たな特徴の一つとなっている。

「AMG ライン」は、フロントに「ダイヤモンドグリル」を採用。左右のエアインテーク部に2本のフィンを装着し、高級感とダイナミックさを両立したデザインに。フロントバンパーの左右にはエアカーテンが新たに設けられ、バンパー及びフロントタイヤ周辺の空力性能を向上している。新設計の「18インチ AMG 5ツインスポークアルミホイール」は外周部にプレートを備え、空力性能を追求したデザインを採用した。



インテリアは、スポーティなデザインコンセプトを継承しながら、ダッシュボード中央にはナビゲーションや高精細10.25インチの「ワイドディスプレイ」エンターテインメントシステムの表示画面を装備。高精細12.3インチのインストゥルメントクラスターの機能を持つCクラス専用デザイン「コックピットディスプレイ」は速度計や回転計、ナビゲーションや安全運転支援システムなどの情報を表示することができ、「クラシック」「スポーツ」「プログレッシブ」の3種類のデザインから任意設定が可能。ステアリングホイールはメルセデス・ベンツ最新世代のSクラスと同様のデザインを採用。手を放さず、ナビゲーションの操作や車両の設定などが可能な「タッチコントロールボタン」や、「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)」の設定スイッチも備え、操作性も向上している。「マルチカラーアニメーション」を搭載した「アンビエントライト(64色)」も装備し、最新のメルセデス・ベンツモデル共通のデザインや装備が採用された。さらに、総出力225W、9スピーカーの「アドバンスドサウンドシステム」を新たに設定し、ハイエンドオーディオ専門メーカー「ブルメスター社」と共同開発した、2つのFront Bassスピーカーを含む13個のハイパフォーマンススピーカー(総出力590W)、9チャンネルのアンプで、高精細なナチュラルサウンドを表現する「Burmesterサラウンドサウンドシステム」も用意されている。



「C 200 アバンギャルド」のパワートレインには、新開発の1.5リッター直列4気筒ターボ「M264」エンジンと「BSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)」、「48V電気システム」などの新技術の採用で、効率性、快適性、高性能化を同時に実現したパワートレインが搭載される。エンジンは単体で最高出力184ps(135kW)、最大トルク280Nmを発生。ターボチャージャーにはツインスクロールシステムを採用し、可変バルブタイミング「カムトロニック」も搭載され、状況に応じた最適な吸気を実現している。ベルトを介してクランクシャフトと接続される、スターターとジェネレーターを兼ねるモーターのBSGと48V電気システムは、回生ブレーキ等によって発電した48Vの電気を1kWhのリチウムイオン電池に蓄電し、必要な際に最高出力14ps(10kW)、最大トルク160Nmを発生し動力を補助する。このモーターはギアシフト時にも使用され、エンジンが理想的回転数に達するまでの時間を最小限に抑えるためのアシストも行う。



C 220 d アバンギャルドには、Eクラスにも搭載されている最高出力143kW(194ps)最大トルク400Nm(40.8kgm)の2.0リッター直列4気筒「BlueTEC」ディーゼル・エンジンを搭載。シリンダーブロックとピストンに熱膨張率の異なる素材の採用や、メルセデス・ベンツが開発した表面コーティング「NANOSLIDE」を導入し、摩擦を低減し効率性を向上している。排出ガス浄化経路の短縮やsDPF(DPF with SCR Coating:選択触媒還元法コーティング付粒子状物質除去フィルター)の採用で、排気の浄化にも注力して開発されており、欧州において導入されているRDE(実路走行試験)規制に適合したエンジンとなっている。

新型Cクラスは、昨年発表された新型Sクラスと同等のシステム「インテリジェントドライブ」を全てのモデルで選択可能。先行車との車間距離だけでなく周囲の交通状況(車両、車線、ガードレールなど平行な物体)を常に監視し、従来よりもステアリングアシストが作動する状況が大幅に拡大した。車線が不明瞭または表示されていない場合には先行車を追従する。ドライバーがウインカーを点滅させた場合、行き先の車線に車両がいないことを確認し、自動で車線を変更する「アクティブレーンチェンジングアシスト」、走行中にドライバーが気を失うなど万が一の場合には自動的に車線を維持しながら緩やかに減速・停止する「アクティブエマージェンシーストップアシスト」も搭載された。

「24時間緊急通報サービス」などを最長10年間無償で提供する「安心安全サービス」、「リモートドアロック&アンロック」などを3年間無償で提供する「快適サービス」、「メルセデス・ベンツ 24時間コンシェルジュサービス」を1年間無償で提供する「おもてなしサービス」の3つのサービスカテゴリーから構成されるテレマティクスサービス「Mercedes me connect」を全モデルに標準装備した。



エンジン・ラインアップは以下の通り。

ガソリン
「C 180」(セダン、ステーションワゴン、クーペ、カブリオレ)
直列4気筒DOHC 1.6リッター直噴ターボ[最高出力115kW(156ps)/5300rpm、最大トルク250Nm(25.5kgm)/1200-4000rpm]の「M274型エンジン」

「C 200」(セダン、ステーションワゴン)
直列4気筒DOHC 1.5リッター直噴ターボ[最高出力135kW(184ps)/5800-6100rpm、最大トルク280Nm(28.6kgm)/3000-4000rpm]の「M264型エンジン」(4輪駆動「4MATIC」の設定もあり)

「メルセデスAMG C 43」(セダン、ステーションワゴン、クーペ、カブリオレ)
V型6気筒DOHC 3.0リッター直噴ツインターボ[最高出力287kW(390ps)/6100rpm、最大トルク520Nm(53.0kgm)/2500-5000rpm]の「M276型エンジン」(4輪駆動「4MATIC」との組み合わせのみ)

「メルセデスAMG C 63」(セダン、ステーションワゴン、クーペ)
V型8気筒DOHC 4.0リッター直噴ツインターボ[最高出力350kW(476ps)/5500rpm〜6250、最大トルク650Nm(66.3kgm)/1750-4500rpm]の「M177型エンジン」

「メルセデスAMG C 63 S」(セダン、ステーションワゴン、クーペ、カブリオレ)
V型8気筒DOHC 4.0リッター直噴ツインターボ[最高出力375kW(510ps)/5500rpm〜6250、最大トルク700Nm(71.4kgm)/2000-4500rpm]の「M177型エンジン」

ディーゼル
「C 220 d」(セダン、ステーションワゴン)
・直列4気筒DOHC 2.0リッターディーゼルターボ[最高出力143kW(194ps)/3800rpm、最大トルク400Nm(40.8kgm)/1600-2800rpm]の「OM654型エンジン」

メーカー希望小売価格(税込)は「C 180 セダン(受注生産モデル)」の449万円から、「メルセデスAMG C 63 S カブリオレ」の1483万円となっている。


■関連リンク
メルセデス・ベンツ日本 公式サイト
https://www.mercedes-benz.co.jp

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