新型メルセデス・ベンツ「Aクラス セダン」のCd値は、現行量産車で最も優れた0.22に!
2019年に買える新型車で、最も空気抵抗係数(Cd値)が優れているモデルは何だろうか? 今のところ答えは、メルセデス・ベンツが今年末から生産を開始する新型「Aクラス セダン」になる見込みだ。4世代目「Aクラス」のバリエーションとして登場するこの4ドア・セダンのCd値は、わずか0.22だという。

このメルセデスのCd値はかなり低く、2013年に発売された「CLAクラス」と同等だ。過去に量産車では1935年型タトラ「T77A」が0.212、1990年代後半に登場したゼネラルモーターズ(GM)の電気自動車「EV1」と、2013年に発表されたフォルクスワーゲンの超低燃費車「XL1」が0.19で、メルセデスを下回っているが、これらのクルマを現代の路上で見ることはまずないだろう。あとはBMW「5シリーズ」の「EfficientDynamics Edition」がやはり0.22で並ぶが、販売される地域が限られている。テスラ「モデル3」のCd値は0.23、「モデルS」は0.24とされている。他にCd値が優れたクルマと言えば、ご存じトヨタ「プリウス」が0.24、アウディ「A4」は0.23だ。ちなみにAクラスのハッチバックは0.25となっている。

比較するためにCd値の高いクルマも挙げてみると、メルセデス「Gクラス」が0.54、ハマー「H2」が0.57となっている。オリジナルのダッジ「ヴァイパー」も空気抵抗が少ない滑らかなボディに見えるが実はそうでもなく、初代の「RT/10」は0.45だ。ボルボ「740」セダンのような四角いクルマが意外にもそれを下回る0.41という値になっている。

メルセデスによると、新型Aクラスは構想段階から前面投影面積を最小化し、ヘッドライト周りにまで至るシーリングをさらに進化させ、エンジンルームやリア・アクスルを含むアンダーボディのほぼ全体をパネルで覆うことで、空気抵抗を抑えたという。また、市場によっては、エンジン・ルームに流れ込む空気の量を抑えることができるラジエター・グリル裏側のシャッター・システムもオプションで用意される。


By Antti Kautonen
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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