ハミルトンがメルセデスAMG F1との契約を2020年まで更新。他チームとの接触も明かす #F1JP
メルセデスAMG F1チームのルイス・ハミルトンが、2020年までの2年間、メルセデスにとどまることを明らかにしました。

前回の契約更新は2016~2018年までの3年間だったものの、今回は2年間と刻んできた理由について、ハミルトンは2021年に大きくF1のレギュレーションが変わる予定であることを挙げ、直前の2020年までとすることでチーム選択の余地を残したと説明しています。また今回の契約更新を前に、メルセデス以外のチームからも接触があったことを認めました。

ハミルトンによると、契約更新のための交渉は昨年の冬からすでに始まってはいたものの、何度かの中断を経て最終的な合意に至ったとのこと。ハミルトン本人は今シーズンいっぱいまでは契約が残っているため急ぐ必要はないと考えており、モナコGP前後の時期に自身からの条件を提示し、またしばらく時期をおいてから再び話し合うといった具合に交渉は進んだと説明します。

とはいえ、ハミルトンは交渉相手であるメルセデスAMG F1チーム代表のトト・ヴォルフとの間には信頼関係があるため、ほかのチームや関係者と話していることもなければ、ほかに良い条件提示がないかを探しているわけでもないと当初から伝えていたとのこと。

たしかに、2014年からずっとコンストラクターズ・チャンピオンを獲得しつづけているメルセデスから離れるという選択肢は、ハミルトンにとってはステップダウンでしかありません。チームメイトのバルテリ・ボッタスはときおりレースや予選でハミルトンに先行することもあるものの、総合的に見てハミルトンのほうが常に優位に立っているのは事実。

ただ、今シーズンはここまでチームの戦略立案に不手際が目立っており、そのせいもあってハミルトンはドライバーズポイントのランキングでフェラーリのセバスチャン・ベッテルに続く2位に甘んじています。


ハミルトンは契約更新を明らかにした場で、他のトップチーム(フェラーリもしくはレッドブル)からの誘いはなかったのかとたずねられ「それに関してはあるチームから接触があったけど、検討するまでもなかったよ」と返答しました。

すでにメルセデスAMG F1チームで6シーズンめ、4度のワールドチャンピオンのうち3度をこのチームで獲得してきたハミルトンも、もう33歳。F1というカテゴリーで勝ち続けるためにはトップチームにいつづけることが重要です。

F1は2021年に新規チームの呼び込みを見込んだパワーユニットの簡素化によるコストダウンを主軸とした大きなレギュレーション変更を計画しているため、この年を境にもしかすると各チームの勢力図が大きく変わる可能性もありえます。そのこともあり、ハミルトンは従来3年ごととしてきた契約期間を、今回は2020年までの2年に刻んできました。

ただ最新の情報では、2021年のレギュレーション変更が、期待される新規自動車メーカーの参入に結びつかない雰囲気になってきています。そして新規参入がないのにエンジンを再設計するのは、既存の参戦メーカーに負担をかけるだけになってしまうため、このままでは、2021年以降も現行ルールのまま継続、ということもあるかもしれません。

ともあれ、少なくとも向こう2年間はメルセデスでの参戦継続を決めたハミルトン、これからシーズン後半戦での活躍に期待したいところです。