【ビデオ】自動運転機能を搭載した「マスタング」が、グッドウッドのヒルクライムで酔っ払い運転のような走りを披露
シーメンスが開発したフォード「マスタング」の自動運転車が、7月12~15日に開催された英国の自動車イベント、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードのヒルクライムで初披露された。その走りは残念ながら、お見事とは到底言いがたいもので、人間のドライバーが乗っていなかったら完走は無理だったに違いない。

シーメンスのロゴと同色のストライプが入れられた1965年モデルのマスタングは、後部座席にグッドウッド・フェスティバルの主催者、第11代リッチモンド公爵チャールズ・ゴードン=レノックスを乗せてスタートラインから出走した。だが、事前にルートを3Dスキャンしてプログラミング設定をしたにもかかわらず、マスタングはヨロヨロと低速で走行し、直線部分でさえも防護壁代わりの干し草の塊に寄っていってしまう。安全のために運転席に座っていた人間のドライバーは、頻繁にステアリングを掴んでマスタングを軌道修正する必要があった。率直に言って、このクルマは出走前に樽詰めのジンに突っ込んできたのかと思うようなありさまだ。

しかし何はともあれ、結果的にマスタングはコースを完走した。テクノロジーだって「千里の道も一歩から」である。来年にはドライバーの手を借りず、自動運転だけでコースを走り切ることができるだろうか。シーメンスと共同で開発を行っている英国クランフィールド大学の技術者達の名誉挽回に期待しよう。



By ANTTI KAUTONEN
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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