「バモス」「アクティバン」が消滅し19年ぶりに商用軽がフルモデルチェンジ!! 人への配慮が満載のホンダ「N-VAN」発売!!
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ホンダは、新型軽バン「N-VAN(エヌバン)」を7月13日から発売することを発表した。N-VANは、働く人々の生活を見つめ、さまざまな仕事での使いやすさや優れた走行性能、安全性能を追求し、軽バンの新基準となることを目指して、開発されたモデルだ。

ニューモデルではあるが、実質的には19年前に登場した「バモス」や「アクティバン」の後継モデルとなる。

「ジムニー」や「センチュリー」などロングセラーが今年モデルチェンジしたが、19年経った今、なぜこのタイミングでモデルチェンジしたのかと質問したところ、燃費や安全性の基準が厳しくなっておりそれを見据えてこのタイミングでモデルチェンジを行ったとのことだ。なお、「アクティトラック」はNトラックとはならず、当面継続販売されるとのことだ。


N-BOX」のプラットフォームを最大限に活用しながら、軽バンに求められる広い積載スペースと積載作業の効率性を追求したN-VANは、従来のエンジンが荷室の下にあるレイアウトから、FFに改められ、燃料タンクを前席の下に収める特許技術「センタータンクレイアウト」採用により荷室を低床化し、高さのある荷物の積載にも対応できる空間に仕上げている。

また、リアシートに加え、助手席にもダイブダウン機構を採用することで、助手席からリアシート、テールゲートまでフラットな空間を実現。商用モデルとして長尺ものなどがらくらく積載できるようになっている。

さらに、軽ワゴンでは先行採用モデルがあるものの、軽バンとしては初となるセンターピラーレス仕様となり、助手席側に大きな開口部を設定し、テールゲートと使い分けることで、さまざまなシーンで荷物の積載作業をさらに効率よく、スムーズに行うことを可能にしている。


軽バンとしての機能性を追求した「G」「L」に加え、質感の高いインテリアや便利な装備、充実したカラーラインアップで個性を際立たせた「+STYLE」のタイプが登場。商用としてだけではなく、幅広い用途で使えるバリエーションとなっている。

なお、販売のボリュームゾーンは、法人需要向けの「G」「L」となるが、「+STYLE」は、花屋などの個人商店を想定し、商用車らしくない、おしゃれなデザイン、仕様を求める女性などにも受けいれられるような仕様を想定しているとのことだ。

N-VANの特徴の一つが、荷物だけではなく、人にも配慮した商用車という点、この点を象徴するモデルが「+STYLE」といえよう。


人への配慮ということは、長時間の運転と頻繁な乗り降りに配慮したドライバーズシートを見れば一目瞭然だ。商用車によくある助手席のような平板な座席ではなく、長距離の移動でも疲れにくい腰を支える形状のシートや大型のアームレストが装備されており、仕事帰りに疲れたドライバーも運転の疲労が少なくなり、安全運転に専念できるようになっている。

なお、このシートは、乗用モデルのN-BOXのフレームをベースにした乗り心地の良いものとのことだ。また、表皮は専用開発となり、繰り返しの乗り降りによるシートクッション生地の破れを抑えるため、クッション生地をサイドから下にまで一枚生地で張り込み、縫裁ラインを解消。摩耗のきっかけを最小限とすることで破れにくいシートを実現している。

さらに、繰り返しの乗り降りに対する身体への負担を軽減するため、低床設計を採用し足の運びをスムーズにするとともに、腰の上下運動を最小限とする位置にシート座面高とするなど使い勝手を徹底的に改善している点も特長だ。


パワートレインは、商用貨物車特有の積載負荷や使われ方に配慮し、N-BOXで採用した高効率エンジンをベースにN-VAN向けに最適化。低速から高トルクを発生するとともにクラストップレベルの優れた燃費性能を実現。また、トランスミッションにはCVTと6MTを設定し、スムーズな走りと静粛性を実現している。

CVTや6MTを採用することで、回転数を従来よりも低回転にでき、特に高速走行時の騒音を低減、さらに、エンジンのFF化も相まって、これまでのキャブオーバー型商用モデルを超える静かさを実現することで、ドライバーの疲労低減するという配慮も盛り込まれている。




安全性にも人への配慮が満載だ。軽量かつ高強度な素材を各所に配置することで衝突安全性能に貢献するとともに、助手席ドアと左側スライドドアには、センターピラーの機能を内蔵したドアインピラー構造を採用し、ドアオープン時には大口の開口部を実現しながらも、ドアクローズ時はピラー構造と同等の衝突安全性能を確保している。

さらに、ホンダの軽バンに初採用となる、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を全タイプに標準装備。Honda SENSINGは、8つの機能に加え、後方誤発進抑制機能ならびにオートハイビームも搭載し、安全性が飛躍的に向上している。(仕様による)
 
N-VANに採用されているHonda SENSINGの機能は以下の通り。
①衝突軽減ブレーキ
②誤発進抑制機能(CVT車のみ)
③歩行者事故低減ステアリング
④先行車発進お知らせ機能
⑤標識認識機能
⑥路外逸脱抑制機能
⑦ACC<アダプティブ・クルーズ・コントロール>(CVT車のみ)
⑧LKAS<車線維持支援システム>(CVT車のみ)
⑨後方誤発進抑制機能(CVT車のみ)
⑩オートハイビーム
(G・Honda SENSINGおよび L・Honda SENSINGは除く)



価格は、126万7,920円~179万9,280円(消費税込)、販売計画台数(月間) 3,000台となっている。最近は、労働環境改善が注目されているが、荷物の積載力だけではなく、商用車を使う労働者の疲労低減、安全性、使い勝手に配慮したN-VANが今後の商用車選びの基準となっていくに違いない。

■関連リンク
ホンダ 公式サイト
http://www.honda.co.jp

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