キャデラックのセダン、「ATS」に続き「XTS」と「CTS」も生産終了
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キャデラックが、コンパクト・セダン「ATS」の生産を終えることは既報のとおりだが、さらにフルサイズの「XTS」(画像)とミッドサイズの「CTS」も生産終了になることが明らかになった。ゼネラルモーターズ(GM)は、後継モデルとなる2車種のセダンの開発・生産に1億7,500万ドル(約194億円)を投資するという。

GMは米国ミシガン州ランシング・グランドリバーの組み立て工場に新しい製造ラインを設置する作業を既に開始しており、これは「CT5」と「CT4」(あるいは「CT3」)という名前を持つ2車種の新型セダンを生産するためであると、AP通信が報じている。GMの広報担当者によると、これはキャデラックが2021年末までに6カ月ごとに新型車を投入するという計画の一環であり、この期間内に発表される予定だという。また、それによって2,000人を雇用する工場の人員配置に影響が及ぶことはないそうだ。

生産終了が決定した3車種のうち、XTSは完全に廃止となることが予想されるが、CTSは4ドア・セダンのコンパクト・クラスとミッドサイズの間に位置するCT5が後継モデルとなる。CT4(またはCT3)はATSの代替となるが、より小型化される可能性が高い。「CT6」は2019年モデルイヤー以降、キャデラック・ブランド最大のセダンとなり、これを筆頭に今後は3車種のセダンがキャデラックには残ることになる。

一方、キャデラックは現在、世界の高級車市場の中でも最重要かつ大人気セグメントであるラグジュアリー・クロスオーバーに、トップセラーの「XT5」(日本名:XT5クロスオーバー)のみを擁しているが、今年後半には2019年モデルとして、ミッドサイズ・クロスオーバー「XT4」を投入する予定だ。

キャデラックの2017年における全世界の販売台数は、主に中国市場での成長が貢献して15.5%増加したが、米国では8%減少の15万6,440台に留まった。ATSは39%、CTSは35%、XTSは27%、それぞれ前年から販売台数を減らしている。


By SVEN GUSTAFSON
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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