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英国の詩人、T・S・エリオットは、世界の終わり方について、"Not with a bang but a whimper.(轟きを上げることなく、すすり泣く声と共に)"と詠ったが、アルファ ロメオ4C」は、"大成功することなく、微かに聞こえるすすり泣く声と共に"終わりを迎えるようだ。この売れ行きが振るわないミドシップ・スポーツクーペは、2019年より米国向けのラインアップから外されることになった。

アルファ ロメオの広報担当者にAutoblogが問い合わせたところ、2018年モデルイヤーを最後に4Cクーペが同社の米国で販売するラインナップから廃止されることを正式に認めた。だが、同車は米国で在庫のある限りは販売が続けられ、さらに世界各地の他の市場向けに生産は継続されるという。


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2014年の発売以来、4Cが大量に売れることはなく、過去1年間の月間販売台数はほんの20~30台程度に留まっていた。2017年10月には、45台が納車され特に売り上げが伸びたが、今年1月に販売されたのは僅か12台。一方、最もよく売れた月は2015年1月で、97台の4Cが販売された。だが、米国における販売台数が3桁になった月は一度もなかった。なお、この販売台数は4Cのクーペとスパイダーを合わせたものであり、クーペの方が少ないことは容易に想像できる。

しかし4Cが欲しいと思っているのなら、その夢を諦める必要はない。オープントップのスパイダー・バージョンは引き続き米国でも販売される。自動車メディア『Motor Authority』によると、スパイダーは来年、1,000ドル(約11万円)値上げされ、6万6,900ドル(約740万円)となるようだ。クーペはオープントップ・バージョンより1万ドル(約110万円)も安価な5万5,900ドル(約620万円)で買える。4Cの購入を考えていたが予算が限られていてクーペでも構わないという人は、急いで行動を起こしたほうがいいだろう。さらに、サーキット走行向けの「トラック・パッケージ」は2018年を最後に廃止されるが、このパッケージに含まれる高性能ショックアブソーバー、前18インチ&後19インチの鍛造アルミ・ホイールとピレリ「P-Zero ARレーシング」タイヤ、前後の大径スウェイバー、カーボンファイバー製のミラーキャップとメーター・パネル・ベゼルは、単独のオプションとして残される。


By ANTTI KAUTONEN
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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