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アストンマーティンから遂に「ヴァンキッシュS」の後継モデルが発表された。同車に採用されていた自然吸気V12エンジン、旧式なVHプラットフォームは姿を消し、新世代を象徴する物へと移行した。そう、新型「DBS スーパーレジェーラ」は新開発された軽量接着固定アルミニウム構造シャシーの発展型に、ツインターボ付きV12エンジンを搭載、そして新しい「DB11」のスタイリングを感じさせる。


カーボンファイバー製のボディは「カーリキュー」や「エアロブレード」と呼ばれる新しい空力コンセプトが取り入れられ、最高速度211mph(約340km/h)で走行時に180kgものダウンフォースを発生させるという。全体のスタイリングには、セミフローティング・ルーフやフロント・ホイールの開口部とつながったフェンダー・ベントなど、いくつか馴染みのある要素も見受けられる。大きく開いたフロント・グリルはDB11よりも「ヴァンテージ」を連想させるが、DBS スーパーレジェーラではさらにクラシックなアストンマーティンを思わせる形状と処理が施されている。しかし、単に大胆という印象を超えた美しさを感じさせるには、フロント部分を多く占め過ぎていると思われる。全体的なルックスは、DB11に高級感と贅沢さを加えたものと表現するのがぴったりだ。


贅沢さという点について言えば、インテリアは上質な素材と大胆な形状が不道徳なほど融合した仕上がりになっている。レザーとアルカンターラが贅沢に使われており、写真のクルマでは刻んだカーボンファイバーを使ったアクセント・パネルと、チャコール色のレザーに鮮明な赤いステッチが見られる。無塗装のカーボンファイバーはエクステリアでも、こちらは刻んだ物ではなく織られた物だが、各部に使われアクセントとなっている。繊細でもなく、特にクラシックというわけではないが、小切手に十分な数字を書けば、アストンがいかようにも、お好みのDBS スーパーレジェーラに仕上げてくれるだろう。「デザイナー・スペシフィケーション」と呼ばれるオプションには、同社のデザイナーが選定した特定のカラーとトリムのコンビネーションが幅広く取り揃えられているので、同社内の才能を活用してDBSを仕立てることも可能だ。


パフォーマンスもこの内外装に相応しく壮大だ。フロントにできる限り低く、後方寄りに搭載された5.2リッターV12ツインターボ・エンジンは、最高出力725ps/6,500rpmと、ターボチャージャーのおかげで900Nmもの最大トルクを1,800〜5,000rpmという幅広い回転域で発生し、カーボンファイバー製プロペラシャフトとリアに置かれたZF製8速オートマチック・トランスミッションを介して後輪を駆動する。コーナーでは機械式リミテッドスリップ・ディファレンシャルとトルク・ベクタリングが左右の駆動輪を制御し、ハンドリング性能を高めている。アストンマーティンの発表では0-100km/h加速が3.4秒となっているが、さらに重要な数値は0-100mph(約161km/h)加速の6.4秒、そして4速に入れたまま50〜100mph(約80〜161km/h)まで、わずか4.2秒で加速するという性能だろう。これぞ大排気量ターボ・エンジンならではの力だ。


DBS スーパーレジェーラの価格は、英国では22万5,000ポンド(約3,300万円)、米国では304,995ドル(約3,380万円)からで、納車は今年の第3四半期より開始される予定だ。


By ANTTI KAUTONEN
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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