J.D.パワーの自動車初期品質調査でジェネシスがトップに輝く
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米国の調査会社J.D.パワーが発表した最新の自動車初期品質調査で、ヒュンダイから独立した高級車ブランドのジェネシスが1位となった。デビューから2年目を迎えた同ブランドは、第三者によるレビューでも軒並み高い評価を得ており、間もなくその第3弾となる高級セダンを発表する予定だ。

J.D.パワーによる自動車初期品質調査は、各ブランドの新車が納車されてから初めの90日間に、100台あたりにつき、いくつ問題が発生したかによって評価される。今回の調査ではジェネシスが68という数字で第1位となった。親会社のヒュンダイ自動車グループも軒並み好成績で、起亜が2位、ヒュンダイが3位となっている。同調査で韓国車が上位3位を独占したのは初めてのこと。起亜は4年連続で大衆的なブランドとしては最高位を維持したことになる。

(なお、米国Autoblogでは、このJ.D.パワーによる信頼性の評価方法に疑問を呈したことがある。例えば今年のランキングでは、スバルボルボといった非常に評判が高いブランドが、全31ブランドの中で28位と29位に沈んでいるのだ)

今年初め、米国の消費者情報誌『コンシューマー・リポート』によるブランド・ランキング・ベスト10においてもジェネシスは1位となっている。これはロードテスト、信頼性、安全性、オーナーの満足度をスコア化しランキングにしたものである。

その他にも米国道路安全保険協会(IIHS)は、2018年型ジェネシス「G80」セダンと旗艦モデルである「G90」4ドア・セダンに栄誉ある最高安全評価「トップセーフティピック+(TSP+)」を与えている。米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)による衝突試験では、G80が最高の5つ星評価を獲得した。G90の評価はまだ発表されていない。

このように好評価を得ているジェネシスだが、そのブランド・デビューでは少しつまずいてしまい、華々しい売れ行きとは言い難い。というのも、当初ジェネシスはごく一部の限られたショールームでのみ発売するとしていたが、春を迎えたところで、既存の全ヒュンダイ・ディーラーで高級車ブランドを販売すると前言撤回したのである。米国では5月の販売台数が2017年の同時期に比べ39%ダウンの1,076台、今年これまでの売り上げ台数は8,288台だが、これは2017年同時期と比較して18台少ない数である。

ジェネシスは今夏発売となる「G70」スポーツ・セダンでセールスに勢いをつけたいところだ。このG70は、2021年までに6モデルを市場に送り出す計画の3台目にあたるクルマで、同ブランドのラインアップの中では最後のセダンとなる。


By SVEN GUSTAFSON
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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