アスリート、ロイヤルに加え、マジェスタも消滅!! LINEトークでナビ設定が可能なトヨタ「クラウン」が登場!!
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トヨタは、2018年6月26日より、高級セダン「クラウン」をフルモデルチェンジし、発売を開始した。

クラウンは1955年の誕生以来、常に同社の上級モデルとして、先進の装備が採用されてきたモデルだ。例えば、8代目(1987年)にTRC(トラクションコントロールシステム)、9代目(1991年)にはABS(アンチロックブレーキシステム)といった、今では多くのクルマに採用されるようになった安全技術も先んじて採用してきている。

今回15代目となる新型クラウンは、車載通信機DCMを全車に標準搭載し、トヨタとして初代コネクティッドカーと位置付けられるモデルになっている。
コネクテッドカーとは、インターネットに常時接続する機能を備えたクルマのこと。24時間365日、ユーザーとクルマとつながることで、人とクルマ、そして社会との全く新しい関係が期待されるとのことだ。

例えば、リアルタイムの走行データに基づくメンテナンスの案内など「安全・安心」や、「快適・便利」なサービスを、ユーザーにとって最適なタイミングで届けてくれるというメリットが享受できるのだ。


また、LINEマイカーアカウントサービスで、LINEのトークでナビの目的地登録が行えるほか、ガソリン残量や天気などのお出かけに便利な情報を得ることが可能だ。

さらに、クルマ単体の安全性能だけでなく、街全体で安全を守っていくことを目指し、ITS専用周波数(760MHz)を活用したITS Connectをオプション設定。クルマに搭載したセンサーでは捉えきれない見通し外の情報や信号などの情報を、道路に設置されたインフラ設備とクルマ、あるいはクルマ同士が直接通信し、ドライバーに知らせることで安全運転を支援してくれるのだ。


以前より、震災等で活用されているが、災害時の救援活動を支援する目的で、トヨタがDCM搭載車両等より収集した情報に基づいた通行実績情報を「通れた道マップ」として、Webサイトで無料公開。直近約24時間の通行実績情報が1時間ごとに更新されており、災害地域での移動に役立てることができる点もコネクティッドカーのメリットだ。


ラインナップについては、従来モデルの場合、ベースのロイヤルシリーズ、スポーティなアスリートシリーズ、ストレッチしてさらに高級装備を備えたマジェスタシリーズの3タイプであったが、今回のモデルはアスリートを進化させたスポーティなモデルがベースとなっている。

これは、従来からアスリートシリーズの比率が高かったことと、より若い世代へクラウンを販売したいという意図があるとのことだ。

そのため、ロイヤル、アスリート、マジェスタというシリーズ分けは、すべて消滅したが、よりスポーティなデザイン、走行性能を備えたRS仕様が登場した。


RS仕様には、5本スポーク18インチアルミホイール&タイヤを標準装備したほか、専用フロントスタビライザーによりロール剛性を向上。リニアソレノイド式AVS(Adaptive Variable Suspension system )を採用することで、大きな入力が入っても適切な減衰力を瞬時に発生させ、余分な動きを抑えて走行性能向上に貢献するということだ。

また、リヤスポイラーの装着によりダウンフォースを確保し、高速安定性を向上。さらに、2.0Lターボ車にはリヤパフォーマンスダンパーとリヤフロアブレースを追加採用し、優れた操舵応答性や、荒れた路面での振動感の低減を実現。

加えて、スイッチ操作で運転特性の切り替えが行えるドライブモードセレクトを全車に標準装備。さらに、RS仕様にはCustomモードを設け、パワートレイン、シャシー、空調の各制御の組み合わせを自由に選択できるようにし、ドライバーの嗜好に応じた走りが楽しめるようになっている。


インテリアデザインも一新。スポーティセダンらしい囲まれたコックピットと開放感の両立により、運転に集中できる居心地の良い空間となっている。

今回のモデルの特徴としては、運転中でも見やすい遠方配置の8インチディスプレイと操作性を考慮し手前側に配置した7インチディスプレイの2つを連携させた新開発のダブルディスプレイだ。

2画面化を活かしてインストルメントパネル上面を低く抑え、圧迫感の少ない開放的な空間創出にも寄与している。


リアシートは、フロントシート下の足入れスペースを拡大し、足元の心地よさを向上。また、シートは日本人の体型に合わせた座面形状の最適化によりフィット性を向上させ、長時間着座時の疲労低減している。

また、マジェスタは消滅したが、本杢調パネルによる華やかで高級な演出と、ドアLED照明や3席独立エアコンなどリアシートの装備を充実させた「G-Executive」「G-Executive Four」をラインアップし、リアシートにVIPを乗せるニーズにも応えている。


パワートレインは、2.0L直噴ターボエンジン(12.8km/L※)に加え、2.5Lダイナミックフォースエンジン ハイブリッドシステム(20.8-24.0km/L※)、V型6気筒3.5Lマルチステージハイブリッドシステム(17.8-18.0km/L※)の3タイプをラインナップ。(※JC08モード、装備・グレードにより数値が異なる)

トヨタブランド初として登場したマルチステージハイブリッドシステムは、ハイブリッドシステムに有段ギヤを組み合わせ、V型6気筒3.5Lエンジンと走行用モーター両方の出力を制御することで、低速から力強い駆動力を生み出すことが出来るようになっている。

また、低速域から高速域まで、システム効率の高い動作点を選択し、EV走行領域も拡大することで、エモーショナルな走りと燃費性能に優れた快適なクルージング走行を両立しているとのことだ。

なお、10段変速制御のトランスミッションは、あらゆる走行シーンにおいて、エンジン回転数をドライバーの意図に対し忠実に変化させたり、応答性の良いモーターアシストを可能とし、アクセル操作に連動したダイレクトな加速フィーリングを実現している。

シリーズを集約し、コネクテッドカーとして新たに出発したクラウンが、これまでの顧客に加え、新たな顧客を獲得できるのか注目していきたい。


■関連サイト
トヨタ 公式サイト
http://toyota.jp

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