昨年11月より"より良いモビリティ社会の構築"に向けた活動をグローバルに支援・助成する「トヨタ・モビリティ基金」が、世界中で開催している「モビリティ・アンリミテッド・チャレンジ」。


このモビリティ・アンリミテッド・チャレンジは、クラウドソーシングを活用して、障がい者(主に下肢麻痺者)の生活支援と移動の自由に貢献する"革新的な補装具"に関するアイデアを世界中から募集するコンテストです。

さらに優秀なアイデアには実現のための開発支援をして、2020年までにプロトタイプの開発を目指すというプロジェクトも構想されています。応募の対象者は、資金的制約がネックとなりアイディア実現の妨げになっている個人や中小企業とのこと。



また、開発支援金は優勝チームのみならず、ファイナリスト5チーム、優秀なアイディアを持つ10チームにも贈られ、その総額は400万ドル(日本円で約4億3700万円)!そして、優勝チームにはトヨタからメンターが派遣され、製品開発に必要な技術的アドバイスなども受けられる(開発した製品のIPはトヨタではなく開発チームに帰属)。

すでに、世界中から優秀なアイディアをもつ10チームがディスカバリーアワードに選ばれ、支援金約500万円を受領。それを使って、アイデアィアの具現化に向けて邁進中とのこと。


また、「自分は開発出来る力はないが、下肢麻痺の当事者としてこういう移動ツールが欲しい、こんなものがあれば生活が便利になる」といったアイデアだけの参加も大歓迎とのこと。なので、そういった願望がある人はツイッターでハッシュタグ「#MyMobilityUnlimited」でつぶやくか、コチラからアイディアを提案し、パートナーを見つけチームを組んでコンテストに参加することも可能だ。


モビリティ・アンリミテッド・チャレンジアンバサダーのオーガスト・デ・ロス・レイエス氏(ピンタレスト社デザイン責任者)に、コンテストの目的を以下のように語った。
  
「モビリティについて、新しい考え方をもたらすことです。それは、デバイス、ソフトウェアのソリューション、あるいは、どんなデバイスであっても、モビリティが自由でない人々にも、違いをもたらすスーパーパワーを与えてくれるようなものなら、形式は構わないのです。

これまで誰も考えつかなかったような新しいアイデアが、このチャレンジを通じてうみだされることを期待しています。トーマス・エジソンも言っていましたが、解決策を見つけるには、まず沢山のアイデアが必要です。

モビリティ・アンリミテッド・チャレンジが、世界中の個人、少人数のグループ、小規模な企業、エンジニア、デザイナー、テクノロジーの専門家の皆さんのアイデアを集めて、素晴らしい解決方法を見いだすことに貢献する、と信じています」
 

実は、モビリティ・アンリミテッド・チャレンジの公式サイトが英語のみということもあって、日本からの応募は比較的少ないらしいので、今ならアイディア採用の可能性は高いかもしれません。〆切の8月15日まではまだ少し時間があるので、我こそはと思うイノベーターはこの機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?


By アカザー(Kenichiro Akazawa)

※こちらの記事は『Engadget 日本版』より許可を得て掲載しました。