ジョン・シナ、「フォードGT」の転売を巡る訴訟でフォードと和解
WWEプロレスラーで俳優のジョン・シナは、所有していた新型「フォードGT」の転売を巡る訴訟問題でフォードと和解が成立したようだ。フォードは、シナがGT購入時の契約に違反したとして昨年、シナを訴えていた。この契約とは、フォードが慎重に選んでGTを購入できる権利を与えたオーナーが、この45万ドル(約5,000万円)相当のスーパーカーをすぐに転売しないようにするためのものだ。フォードGTは生産台数が極めて限られるため、初年度に生産される500台の購入者はフォードによる審査で選ばれることになっていた。購入希望者はフォードに申請し、その中から承認が得られた人は、GTの購入から24か月間はクルマを売却しないという契約を交わすことになっていた。

しかし、シナは昨年9月にクルマを受け取ると、そのわずか1ヵ月後の10月には売却したことが明らかになり、翌11月にフォードに訴えられている。同社はシナに7万5,000ドル(約830万円)の損害賠償金の支払いと、シナが利益を上乗せする前の定価でGTを買い戻すことを求めた。シナは当初、同車の転売が禁止されていることを知らなかったと主張していた。

今年の2月にこの件についてお伝えした時には、シナはフォードの訴えを却下するよう裁判所に求めていた。しかし、どうやら両者の間で和解が成立したようだ。和解金の金額については明らかにされていないが、シナの弁護士によると、フォードはその全額を慈善事業団体へ寄付するという。そしてシナは、「私は今でもフォードGTが好きです。そしてフォードには申し訳なく思っています。他のオーナーの方々には契約を守っていただきたいと思います。このたび和解が成立し、その上、立派な慈善事業団体が世界有数のアイコン的クルマの恩恵を受けられることを嬉しく思います」という謝罪の声明を出している。


By Antti Kautonen
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

■関連記事
納車から1ヶ月で「フォードGT」を転売したプロレスラーのジョン・シナ、フォードから契約違反で訴えられる

新型「フォード GT」を転売してフォードから訴えられたジョン・シナ、購入書類には営利目的で転売を禁止する項目はないと主張

新型フォード「GT」、オンラインで500台分の受注を開始! ただし厳しい購入者選定審査あり

■関連動画