米国ポートランドで開催されたオークションから、名車・珍車とその入札額をご紹介
米国オレゴン州ポートランドで今週末の6月22~23日(現地時間)、Mecumオークションが開催された。普段、Autoblogで話題にするオークションの出品車といえば、予想落札価格が日本円で数千万から(あるいは数十億)に達する名車が多いが、もちろん自動車オークションの楽しみ方は、いつもそんなクルマ(と落札価格)を眺めてため息をつくばかりではない。今回はいつもと趣向を変えて、伯父さんが「ふざけたことにパーッと使え」という遺言とともに15万ドル(約1,650万円)の遺産を自分に残して他界したら...と妄想しながら出品車をチェックしていた筆者が気になったクルマをご紹介しよう。


黄色が目に眩しい1979年型シボレー「カマロ Z28」は、「希少な純正Tトップ」を装備している。Tトップの黄色が見えるだろうか? 2万3,100ドル(約254万円)で落札された。


1967年型フォード「ブロンコ スポーツ」は、ミント・グリーンと白で塗られた2トーンのカラーリングがキュート。落札価格は3万3,000ドル(約363万円)。


こちらは、ドイツで販売されたという1979年型ボルボ「244DL」。ちなみにポートランドといえばビールの醸造所が多いことで有名だ。4,500ドル(約50万円)の入札があったが落札ならず。


この6枚ドアに改造された1996年型フォード「F550 スーパーデューティ」を我が家の前に駐めたら、近所の人たちの大ひんしゅくを買うだろう。皆を乗せる十分なスペースはありそうなのだが。エンジンは7.0リッターのターボ付き。4万5,100ドル(約496万円)で落札。


1979年型シボレー「モンザ」。1万7,000ドル(約187万円)をつぎ込んでレストアしたらしい。何らかの理由で。なのに7,000ドル(約77万円)の入札しかなく、売買は不成立。


1996年型シボレー「インパラ SS」は走行距離がたったの3万9,000マイル(約6万2,760km)。しかも、インパラ SSに一番似合う紫色をまとった掘り出し物だ。1万7,050ドル(約188万円)で落札された。


筆者は最近、ポートランド中心街を走行中にどちらも右ハンドル輸入車のランドローバー「ディフェンダー 110」と「ディフェンダー 90」に挟まれるという経験をした。ここはポートランドじゃなくてクィーンズランドかと思った。この1984年型ディフェンダー 110は、インテリアを現代風にするなどのレストアが施されている。落札価格は12万1,000ドル(約1,330万円)とやっぱり安くはない。


この2008年型レネゲード「2300XXS 42' トーターホーム」は、とても我が家の私道に入らない。デカすぎる。25万ドル(2,750万円)では落札ならず。


ダッジ「チャレンジャー SRT デーモン」が登場する以前には、フォード「マスタング コブラジェット」の時代があった。これは2012年モデルとして生産された50台中7台目の個体だ。7万5,000ドル(825万円)まで上がったが落札ならず。


コブラジェットといえば、こちらの1970年型フォード「マスタング マッハ1 ファストバック」も、「コブラジェット」エンジンを積んでいる。実にイケてる。4万2,500ドル(約468万円)では落札できなかったようだ。


シミひとつなさそうな1979年型「ダットサン 280ZX」(日本名:2代目日産「フェアレディZ」)は、走行距離が8万4,350マイル(約13万5,750km)とのこと。冒頭に挙げたカマロと同様、色が時代を良い意味で物語っている。6,050ドル(約67万円)で入札した新たなオーナーの手に渡った。


この1995年型シボレー「カマロ Z28」は、走行距離がわずか4万1,623マイル(約6万6,980km)。4世代目モデルが好みの人にとっては最高クラスの個体かも。入札額は9,000ドル(約99万円)止まりで売買不成立。


そして最後は、筆者が大変気に入った1972年型リンカーン「コンチネンタル マークIV」。好きな理由は断然、色とホイールである。変わり者だろうか。しかし、こんなクルマを手に入れたら今度はそれに相応しい家を探さなければなるまい。最高入札額は4,500ドル(約50万円)だったが落札されなかった。


By JAMES RISWICK
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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