初夏はオープンカーが気持ち良い季節。最近は格納式ハードトップを備えるコンバーティブルも増えてきたとはいえ、ファブリック製のソフトトップは軽量で、閉じたときに独特のエレガントな佇まいを見せるという魅力がある。だが、汚れが目立つ上に適切なやり方で掃除しないと幌の生地が傷みやすいという悩みは、オープンカー乗りなら誰もが一度は感じたことがあるはず。クルマをキレイにする方法をその道のプロが伝授するビデオ・シリーズ『Autoblog Details』から、今回はそんなコンバーティブルのソフトトップを掃除する手順とコツをご紹介しよう。


必要な道具はこちら
・ブロワ機能付き掃除機
・毛の硬いスクラブ・ブラシ
・インテリア用ブラシ
・マイクロファイバータオル
・布用クリーナー
・布製品用防水・防汚スプレー


何はともあれ、まずは水をかけて汚れを洗い流す。ただしあまり強い勢いで水を噴射しないこと。特に高圧洗浄機を使用する場合は、ノズルを幌から最低でも30cmほど離すように。ソフトトップの表面に付着した汚れや埃は、水だけで70%は落とすことができる。


次に幌に残った水を、マイクロファイバータオルを押し当てて吸い取るか、あるいはブロワ機能付き掃除機を使って乾かす。


ソフトトップが乾いたら、まだ落ちずに残った汚れが確認できるはず。ここで注意。くれぐれもボディを洗うときに使用する洗車ミットは使わないこと。柔らかい毛でボディを傷つけずに優しく洗える洗車ミットは便利だが、抜け落ちた細い毛がソフトトップの生地にこびり付くおそれがある。そうなったら取り除くのにも一苦労だ。



ソフトトップに残った汚れには、布製品用クリーナーをスプレーして、インテリア用の柔らかい毛のブラシで洗剤を泡立てる。このとき、ブラシで円を描くような動きは避けること。ソフトトップの生地が傷みやすいからだ。ブラシは直線的に上下左右に動かすようにしよう。


頑固な汚れには毛の固いブラシを使うことになるが、くれぐれも力を入れて強く擦ったり、円を描くことはしないように。


生地の間に付着している汚れをブラシで浮かせ、それを洗剤の泡が包み込んだら、泡が乾いてしまう前に手早く洗い流そう。この作業を、狭い範囲ごとに少しずつ繰り返す。


全体の汚れをすっかり落とすことができたら、幌を完全に乾かす。綿などのタオルで水を拭き取ろうとすると、せっかくキレイになったソフトトップに糸くずが残るおそれがあるので、ブロワ機能付き掃除機などを使って幌に残った水分を吹き飛ばすのが得策だ。


仕上げに乾いたマイクロファイバータオルで残った水分を完全に拭き取る。


すっかり幌が乾いたら、布製品用防水・防汚スプレーを全体に吹きかける。まずはスプレー缶をよく(20秒ほど)振って、薄く重ねて吹き付けるようにすること。一度に大量に吹き付けると液だれしてしまう。薄く2層から3層ほど吹き付けるように心がけるとよいだろう。


なお、布製品用防水・防汚スプレーには製品によってコンバーティブルのソフトトップには不向きなものもあるので、製品のラベルやメーカーの公式サイトで確認しよう。例えば3Mの「スコッチガード 防水・防汚スプレー 衣類・繊維製品用」は、「オープンカーのホロには特殊繊維が使われているため、ご使用いただけません」と書かれているが、303 PRODUCTS社の「Fabric Guard(ファブリックガード)」は用途として「コンバーティブルトップ(ファブリック)」と明記されている。


全体にスプレーしたら、製品の説明に書かれている時間は絶対に水で濡らさないように注意して乾燥させること。急に降り出す雨などが掛からないように、ガレージ内や屋根のある場所にクルマを移動させよう。


オープンカーは楽しいけれど、ソフトトップの素材はとても繊細だし、もし交換するとなると工賃も含めてかなりの出費となる。扱いに注意して、なるべく長く美しい幌の状態を保つようにしていただきたい。

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