【ビデオ】記録更新なるか!? フォルクスワーゲン「I.D. R Pikes Peak」がパイクス・ピークを駆け上がる!
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何時に就寝するとしても、午前2時に目覚ましをセットするというのはあまりにも早い。しかし、パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムの練習走行を見物したいなら、その時間に起きなければならない。筆者は午前3時半、舞台となる山上にすでに立っていた。そしてちょうど空が白んだ頃、パイクスピークを下方から駆け上がってくる紛れもないポルシェ「911」の咆哮を耳にした。ついに始まったのだ。

筆者が今回現地を訪れたのは、排気ガスを吹き出しながら山を上る911やマクラーレン、アキュラの姿を見るためではない。目当てはフォルクスワーゲン(VW)による完全電動モデル「I.D.」シリーズの1台だ。今後数年以内にVWが発売する電気自動車(EV)の中で個人的に最も楽しみなのはクラシックなマイクロバスに着想を得た「I.D. BUZZ」だが、最もクールなのは間違いなくこの「I.D. R Pikes Peak」だ。一見しただけではVWのクルマであるとは思えない。そして走り去るこのクルマに目を閉じて耳を傾ければ、そのサウンドはジェット戦闘機が通り過ぎたと錯覚するかもしれない。

車両重量1,100kg以下のI.D. R Pikes Peakは、最高出力680psを発生する2基の電気モーターが4輪を駆動する。その外観は標高4,302mの山頂を目指すよりも、ル・マン24時間レースで周回を重ねる方がお似合いかもしれない。昨年の王者ロマン・デュマがI.D. R Pikes Peakを駆り、2016年にリース・ミレンの樹立したEVクラスの最速記録8分57秒118に挑むのは今週末の6月24日。練習走行ではパイクスピークのコーナーをロケットのような速さで回っていたので、記録更新はかなり期待できるのではないかと思う。

決勝の日が待ち遠しいが、当日までは本記事の動画を眺めつつ楽しみにお待ちいただきたい。コロラド州コロラドスプリングズの現地に行って観戦するのが難しい方は、約5ドル(約550円)を支払えばこちらからライブ配信を視聴することも可能だ。




By CHRISTOPHER MCGRAW
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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